米Twitter、Linux Foundationに加入

 Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは8月25日、米Twitterが同団体へ参加することを明らかにした。TwitterはLinuxなどオープンソース技術を多く利用しており、自社で開発した技術も積極的にオープンソース化しているほか、Apache Software Foundation(ASF)への出資も行っている。

 Twitterでオープンソース担当マネージャを務めるChris Aniszczyk氏が8月24日付けのツイートでLinux Foundation加入を認め、Linux Foundationも公式Twitterアカウントでこれを認めた。

 Twitterは社内でLinuxサーバーを利用しており、タイムラインやユーザーデータ、ツイートの保存ストレージなどでMySQLを、キャッシュにMemcachedなどのオープンソース技術を導入している。自社技術の公開も積極的に進めており、MySQLやMemchacedに独自コードを加えた「Twitter MySQL」や「Twemchace」、Webアプリケーション開発ツールキット「Twitter Bootstrap」、負荷テストツール「Iago」などをオープンソースで公開している。

 Linux Foundationの参加企業は出資金額に応じてプラチナ、ゴールド、シルバーに分かれており、Twitterがどのレベルとなるのかは公開されていない。Linux FoundationはTwitterのほか、米Inktankと米Servergyの加入も認めており、今週米国で開催される「LinuxCon North America 2012」で詳細を正式発表する予定だ。

Linux Foundation
http://www.linux-foundation.org/

米Twitter
http://www.twitter.com/

Memcached
https://github.com/memcached/memcached

Twitter MySQL
https://github.com/twitter/mysql

Twemcache
https://github.com/twitter/twemcache

Twitter Bootstrap
https://github.com/twitter/bootstrap

Iago
https://github.com/twitter/iago