Linux 3.2系をベースとした「Slackware 14」がリリース

 The Slackware Linux Projectは9月28日、Linuxディストリビューション「Slackware」の最新版「Slackware 14」をリリースした。約2年1か月ぶりの安定版リリースで、Linuxカーネル3.2系の採用や新技術の搭載など、多数の改良や強化が加えられている。

 Slackware Linuxはシンプルなパッケージ管理システムが特徴のLinuxディストリビューションで、20年近くの歴史を持つ。Slackware 14ではプランニングや開発、テストに1年以上を費やし、新技術を盛り込むと同時に安定性やセキュリティの維持に務めたという。Linuxカーネルは長期サポート版となるバージョン3.2.29を採用している。

 デスクトップ環境には「Xfce 4.10.0」と「KDE 4.8.5」を搭載、X Window Systemは「X11 R7.7」を採用している。udevやudisksといったfreedesktop.orgで定義されている仕様にも多数対応し、これによってあらゆるレベルのLinux体験のニーズを満たせるとしている。

 パッケージ管理ツールもアップデートされ、より容易にパッケージの追加や削除、アップグレード、新規作成などを実行できるという。無線・有線のネットワーク接続設定管理「NetworkManager」にも対応し、モバイルブロードバンド、IPv6、VPNなどの接続設定、ローミングなどの管理も簡素化された。

 そのほか搭載するソフトウェアもアップデートされ、Apache HTTP Server(httpd)2.4.3やPerl 5.16.1、Python 2.7.3、Ruby 1.9.3-p194、Subversion 1.7.6、git-1.7.12.1、mercurial-2.2.2など最新の開発関連パッケージも導入されている。Webブラウザも「KDE Konqueror 4.8.5やFirefox 15.0.1」といった新しいバージョンのものにアップグレードされている。

 Slackware 14はx86/x86_64に加え、ARMにも対応する。インストールCD/DVDのISOイメージはプロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。

The Slackware Linux Project
http://www.slackware.com/