Nehalem-EPコア搭載Xeon 5500番台の概要と対応サーバ一覧

 インテルは2009年4月6日、Nehalemコアを搭載する「インテル Xeon プロセッサー 5500番台」(以下、Xeon 5500番台)を正式発表した。これを受け、各社から同シリーズを搭載するサーバが登場している。ここでは、Xeon 5500番台の概要をお伝えし、搭載サーバのライアンアップをまとめておく。

2009-04-09更新:日本HP製サーバの情報を追加

ぷらっとホーム、完全独立型の高密度実装サーバーを発表

 ぷらっとホーム株式会社(本社:東京都千代田区)は2008年12月4日、高密度実装サーバー「CloudStation A」の販売を開始した(出荷開始は2008年12月末予定)。4Uサイズのエンクロージャに10ノードのサーバーユニットを収容可能な高密度実装サーバーで、サーバーユニット側に電源、各種I/Oを持つ「完全独立型」を採用。エンクロージャ側の電源、各種I/Oを複数ノードで共有するブレードサーバに比べ、スタートアップ時の初期投資を抑えることができ、ユニット個別での導入・稼働・リプレースが容易になっているという。

レノボ、中小規模規模企業向けサーバ「ThinkServer」シリーズ発売 サーバ市場参入

 レノボ・ジャパン(本社:東京都港区)は2008年10月29日、中小規模企業向けIAサーバ「ThinkServer」シリーズの販売を開始した。専任ITスタッフを置かないオフィス向けに、独自の管理ソフトウェアと新サーバ環境に慣れるための90日間トライアルサービスが付属する。同社の国内サーバ市場への参入となる。

NEC、消費電力を最大35%削減した1Wayラックサーバーなど

 NECは4月24日、Microsoft Windows Server 2008に対応した1Wayラックサーバー「Express5800/110Ri-1」と1Wayタワーサーバー「Express5800/110El」、1Wayエントリタワーサーバー「Express5800/110Ge」を発売した。税別価格は、「Express5800/110Ri-1」が17万9000円から、「Express5800/110El」が12万8000円から、「Express5800/110Ge」が3万3000円から。

フリーとサポートとの狭間でオープンソースOSへの対応を進めるデル

昨年7月、デルはオープンソース利用を促進するため、インテルと野村総合研究所(NRI)と共同で、OSS検証センターを開設した。現在はこのセンターを中心にサポート対象外のフリーOSについても動作検証を進め、その情報をホームページなどで公開し始めている。コミュニティが作成するOSのフォローを始めた背景にはどのようなものがあるのか? またその成果は? 実際にその活動を行っている、デルの南部氏とインテルの矢嶋氏に伺った。

日本HP、最新Itaniumプロセッサを最大8コア搭載可能なブレードサーバ

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2008年2月25日、最新デュアルプロセッサ「Itanium 9100番台」を最大4基(8コア)搭載可能なブレードサーバ「HP Integrity BL870cサーバブレード」を発表した。省スペース・省電力で「グリーンIT」を推進する。Itanium 9120N(1.42GHz)1基(2コア)搭載の最小構成価格は260万7150円から。

NECの1Uハーフサーバで電力コストを削減し、サービスの競争力を強化――カゴヤ・ジャパン株式会社

 京都府に本社を置くカゴヤ・ジャパン(以下、カゴヤ)は、レンタルサーバを中心としたインターネット・サービスを提供する通信事業者である。レンタルサーバは価格競争が激しいサービスだが、カゴヤではサービスの質を落とさずに競争力を高めるために、NECの1Uハーフサーバを大量導入しているという。

NEC iDCビジネスサポートセンター センター長に聞く――データセンターにおけるサーバ運用コスト削減の秘訣

Salseforce.comに代表されるSaaS/ASP型アプリケーションの普及が急速に進んでいる。最近では、パッケージ・ソフトウェアの販売を事業の中心に据えてきたMicrosoftのような大企業までがこの市場への参入を表明し、ホスティング型アプリケーション市場は今後ますます拡大していくことが予想される。さて、SaaS/ASP型のアプリケーションを利用することで顧客企業は設備投資と運用コストを削減することが可能になるわけだが、その一方でサービスを提供するxSP事業者は競争力を向上・維持するために、サーバの構築・運用コストの削減に常に取り組まなければならない。

IA64サーバ市場 UNIX中心で、WindowsおよびLinux搭載機は伸びず IDC Japan

 IDC Japanは2007年8月29日、国内のIA64(Itanium)サーバ市場はUNIXサーバが中心で、WindowsおよびLinux搭載サーバは伸び悩んでいるという市場分析結果を発表した。IA64サーバ市場に参入したベンダーの当初の期待を大きく裏切るもので、両プラットフォームの拡大には市場参加者の努力が必要だとしている。