NEC、消費電力を最大40%削減したデータセンター向けラックサーバ

 NECは2008年5月16日、従来比で最大約40%低消費電力化したデータセンター向け2Wayラックサーバ「Express5800/i120Ra-e1」の販売を開始した。1台あたりの消費電力を待機時126Wに抑えた。最小構成価格は20万9000円から。

 低消費電力のチップセット、SDRAM DIMMメモリなどの省電力部材を採用するとともに、FAN回転数・設置数を最適化。CPU周波数の常時制御などで省電力対応を最適化した。同じ電源容量で、ラック1台あたり25%増の搭載が可能。サーバ省電力化と合わせてフロア効率化も期待できるという。

 CPUは低電圧版のクアッドコアXeon 低電圧版L5410(2.33GHz)またはデュアルコアXeon 低電圧版L5240(3GHz)を採用。メインメモリは標準1GB(最大24GB)。標準でRAID 0/1に対応(RAID 0/1/5はオプション)する。

 1Uサイズのきょう体は、従来比で奥行きを約19%、重量を約33%削減し、データセンターでの保守性を高めた。また、遠隔地からWebブラウザでリモート操作できるサーバ管理チップ「EXPRESSSCOPEエンジン」を標準搭載し、OS種類や稼働状態に関係なくリモート管理できる。

 サポートOSは、Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linux ES4.6以降(x86)、Red Hat Enterprise Linux ES4.6以降(EM64T)。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NEC
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