米HP、「ProLiant」サーバに「Solaris」搭載へ

 米Hewlett-Packard(HP)と米Sun Microsystemsは2月25日(米国時間)、「Solaris 10 Operating System」の販売で提携したことを発表した。HPはx86サーバー「HP ProLiant」で、Solaris OSを主要OSの1つとして搭載する。

 SunはHP ProLiantの戦略的OSディストリビューションパートナーとなり、HPはProLiantのラックマウントとブレードの両機種でSolaris 10をOEM提供する。ProLiantでは現在、LinuxとWindowsが主要OSとなっており、Solarisはこれに加わることになる。HPの技術サポート部隊がサポートを提供し、購入からサポートまですべてのサービスを提供するという。

 2社は、ProLiantサーバーの管理ソフトウェア「HP Insight」とSolarisとを統合する計画も発表している。使い勝手と管理機能を強化し、運用コストを削減できるという。

 また、HPはSunの「OpenSolaris」コミュニティに参加し、機能開発や相互運用性で協力するという。

 米IDCが先日発表したサーバー市場調査報告書によると、ProLiantは2008年第4四半期のx86サーバーで38.2%のシェアを持つという。

米Sun Microsystems
http://www.sun.com

米Hewlett-Packard(HP)
http://www.hp.com