新たなメモリ「MRAM」の用途を模索するフリースケール

 データを高速で記憶し、保持するメモリ・チップの開発に成功した米Freescale Semiconductorは、これをどのような用途に展開するかという新たな課題に直面している。先週パリで開催した顧客およびパートナー向けのイベント「Freescale Technology Forum」で新製品のMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)チップを披露した同社は、その問いに対する答えを求めているに違いない。

富士通、垂直磁気記録方式採用のモバイルPC向け2.5型HDD、160GBと80GBで

 富士通は8月30日、垂直磁気記録方式を採用したモバイルPC向け2.5型HDD「MHW2 BH」シリーズを発売すると発表した。同方式を採用したHDDの製品化は同社初。ラインアップは、回転速度毎分5400回転モデルでは業界最大容量となる 160GBの「MHW2160BH」と80GBの「MHW2080BH」の2モデルで、10月末から全世界で出荷する。価格はともに個別見積もり。

アジレント、半導体パラメトリックテストシステムをLinux対応に

 アジレント・テクノロジー(本社:東京都八王子市)は2006年8月29日、半導体パラメトリック・テストシステム「4070」シリーズに、Red Hat Enterprise Linux対応を追加したと発表した。PCプラットフォームのサポートによってTCOの削減が可能になるという。価格は約3000万円から。10月1日から受注開始する。

2006年2Qの国内サーバ市場規模、前年比2.6%増の1,401億円──中堅・中小企業の投資が堅調

 IDC Japanは8月24日、2006年第2四半期(4〜6月)の国内サーバ市場動向を発表した。それによると、同市場規模は前年同期比2.6%増の1,401億3,000万円となった。国内サーバ市場は、2005年第3四半期後、5%未満の小幅のマイナス成長が2期続いていたが、今期は3四半期ぶりにプラス成長となった。また、2006年第2四半期の出荷台数は前年同期比12.0%増の13万7,000台で、13四半期連続の2ケタ成長を記録している。

I・Oデータ、1-2テラバイトでRAID5にも対応するLAN接続型HDD

 アイ・オー・データ機器(I・Oデータ、細野昭雄社長)は8月23日、RAID5に対応したLAN接続型テラバイトハードディスク「LANDISK Tera(ランディスク テラ)HDL-GTシリーズ」を開発、9月下旬に発売すると発表した。1テラバイトのHDL-GT1.0が10万6300円、2テラバイトの同GT2.0が21万900円。月販で3000台、2-3億円の販売を目指す。

HP、米粒よりも小さい無線チップを開発─4メガビットのデータ保存が可能

 米ヒューレット・パッカード(HP)の研究者らは、米粒よりも小さい約2ミリメートル×4ミリメートルの無線チップを開発したと発表した。さまざまな物体への取り付けや埋め込みが可能で、チップに保存された情報は、1ミリ以内にある専用の読み取り装置に無線送信することができるという。

ロジテック、RAID 0/1/5対応のBOX型NAS、容量2TBモデルなど

 ロジテック(葉田順治社長)は、RAID 0/1/5対応のミラーリングディスク搭載BOX型NAS(Network Attached Strage)「TERAGATE(テラゲート)」シリーズを9月上旬に発売する。税別価格は、容量2TB(テラバイト)の「LHD-LAN2000QG」が24万3500円、1.6TBの「LHD-LAN1600QG」が15万7500円、1TBの「LHD-LAN1000QG」が10万6300円。