米IBM:サーバー性能、世界記録を更新

 米IBMは25日(米国時間)、サーバーの最新機種「IBM System p5 595」が、業界標準の性能試験「TPC-C」で、毎分約401万回の情報処理(トランザクション処理)に成功、世界記録を更新したと発表した。これまでの最高は同じIBMの「eServer p5 595」(約321万回)。性能ランキングのベスト3を独占する形となった。

 IBM以外は、米Hewlett-Packardの「Integrity Superdome」(約123万回)の4位が最高で、大差をつけられた。日本勢は富士通の「PRIMEQUEST 480 c/s」(約79万回)が、かろうじて10位に食い込んでいる。サーバーの性能試験は、これだけではないが、TPC-Cが最も代表的。

 IBMの最新機種は、新しい半導体技術「Dual Stress」を採用。デュアルコア・プロセッサー「POWER5+」(2.3GHz)を32基搭載する。性能試験はOSがUNIXの「AIX 5L」という条件で、IBMのデータベースソフト「DB2 9」を稼働させて能力を計測した。【南 優人/Infostand】

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