Linux Foundation、車載システム向けLinux「Automotive Grade Linux」を初公開

 Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは6月30日、傘下のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)が車載システム向けLinuxソフトウェアスタックを公開したことを発表した。自動車メーカーなどはこれを利用して、共通の基盤をベースにカスタマイズしたユーザー体験を構築できるという。

KLab、独自実装したKindle用開発キットやエミュレータを発表。実際に動作するデモアプリも公開

 KLabは4月7日、米Amazonの電子ブックリーダ「Kindle」用アプリケーションの開発キットやエミュレータを独自に開発し、それらを利用してKindle用アプリケーションを作成したと発表した。Kindle用アプリケーション開発キットはまだ一般公開されておらず、同社によると「世界初の試み」になるという。

リモートデバッガ/プロファイラを利用したデバッグ&性能解析

 ネットブックやMIDといったリソースの少ないマシンで動作するアプリケーションをデバッグする場合、実行環境とは異なるマシンでアプリケーションの動作状況をモニタリングするリモートデバッグが有用だ。本記事ではGDBや「インテル アプリケーション・デバッガー」でリモートデバッグを行う基本的な手順を紹介するとともに、「インテル VTune パフォーマンス・アナライザー」を用いたパフォーマンス解析についても紹介する。

Moblinアプリケーションのクロスコンパイルとインテル コンパイラーによるパフォーマンス改善

 Moblinアプリケーションはクロスコンパイル環境での開発が推奨されており、通常のLinux向けアプリケーションとは若干開発手順が異なる。本記事ではIDEを使った基本的な開発手順や、インテル コンパイラーを利用してMoblinアプリケーションをコンパイルするための設定方法を解説する。また、インテル コンパイラーとGCCの性能比較結果についても紹介する。

The Linux Foundation、モバイル向けLinuxベースOS「MeeGo」のセミナーを4月21日開催

 The Linux Foundation(LF)は、モバイル機器に最適化したLinuxベースOS「MeeGo(ミーゴ)」の普及を目指すセミナー「MeeGo Seminar Spring 2010」を2010年4月21日開催する。MeeGoは、インテルの「Moblin」とノキアの「Maemo」を統合したモバイル向けプラットフォームで、LFが「MeeGoプロジェクト」として運営する。

Androidを組み込み向けに拡張したOS「Embedded Master」一般公開

 Open Embedded Software Foundation(OESF)は2010年3月10日、Androidを拡張した組み込みシステム向けOS「Embedded Master」を一般公開した。Androidのフレームワークを継承し、APIの互換性を保ちながら組み込みシステムに必要な各種の機能を搭載した。ソースコードは、プロジェクト共有・公開サイト「GitHub」からダウンロードできる。