家電用Linux業界団体のCE Linux Forumが2011年のプロジェクト募集を開始

 組み込みLinux業界団体のConsumer Electronics Linux Forum(CELF)が2011年のプロジェクト募集を開始した。組み込みLinux強化につながると思われるオープンソースプロジェクトは、2011年1月31日まで同団体のWebサイトから応募できる。

 CELFは家電など組み込みLinuxの業界団体として発足、2010年10月に非営利団体Linux Foundationと合併し、Linux Foundationの技術ワークグループとなることが発表されている。

 CELFは毎年、組み込みLinuxを強化・前進させるプロジェクトを公募しており、過去にLinux-tiny、U-boot、smemなどのプロジェクトに出資した。昨年は、SquashFSへのLZOサポート、カーネルメインラインへのPramFSサポートの追加、などのプロジェクトが承認され、総額で20万ドルを上回る金額を投じたという。

 応募するには、応募テンプレートを利用して1行サマリ、提案者、プロジェクトの説明、関連作業、スコープ、契約者候補、コメントなどを書き込み、専用のメーリングリストに送る必要がある。応募者制限は特に設けておらず、CELFのメンバー、Linux Foundationのメンバーも可能とのこと。

 1月31日までの応募期間後、3月第1週に入札期間が設けられ、CELFメンバーはプロジェクトに投票できる。最終的にアーキテクチャグループが投票を集計し、プロジェクトリストを決定する。

Linux Foundation
http://www.linuxfoundation.org/

Consumer Electronics Linux Forum
http://www.celinuxforum.org/