Red Flag Linuxオリンピック・エディション、メダルに届かず

 

Red Flagは、Red Hat Linuxを基にしたRed Flag Linuxディストリビューションを提供している中国最大のLinuxサプライヤーだ。先だって、そのRed FlagからRed Flag Linux 7「オリンピック・エディション」のベータ版がリリースされたので、試用してみた。しかし、結果は、ベータ版であることを差し引いても、芳しいものではなかった。

中国でオープンソースのソーシャルネットワーキングアプリケーションが熱い

 人気のソーシャルネットワーキングサイトFacebookが、先日、中国語版を発表した。以前からXiaoneiやHaineiなどの類似サイトが頑張っている中国市場だが、この4月からは、PHPとMySQLをベースにしたオープンソースのソーシャルネットワークサービスUCenter Homeも進出し、オープンなソーシャルネットワーキングを推し進めている。

拡大を続ける中国のLinuxデスクトップ市場

 中国のLinux市場全体は2003年から2006年にかけて倍増し年間2,000万ドルという規模にまで達したものの、それに比するとLinuxデスクトップ用ソフトウェアの売上はそれほどの増加を示していない。むしろ市場占有率で見ると、同時期の中国におけるLinuxデスクトップ用ソフトウェアの占める割合は16%から12%にまで落ち込んでいる。ところが売上高としては、CCID Consultingの調査によると本年第3四半期におけるLinuxデスクトップ用ソフトウェアは25.1%の増加を示し、中国におけるLinux産業全体としての増加傾向にキャッチアップしつつあるのだ。こうした傾向が見られるのは、その背景で新たな成長要因が加味されたためである。

中国:「ネット検閲は貿易障壁」 米団体がWTO提訴を要求

 米国の報道機関などが運営する団体「CFAC」は12月10日(現地時間)、「中国のインターネット検閲は米国企業の市場参入を妨げている」として、米政府に世界貿易機関(WTO)への提訴を呼び掛けると発表した。検閲は従来、人権の観点から批判されてきたが、切り口を変えて通商問題として追及する試みで、注目される。

キュービットスターシステムズ、中国科学院ソフトウェア研究所などとオフショア開発で提携

 キュービットスターシステムズ(本社:東京都港区)は2007年11月28日、中国科学院ソフトウェア研究所(ISCAS)および北大青鳥集団と、オフショア・ソフト開発で提携したと発表した。キュービットのバーチャルシンクライアント技術によって、安全にオフショア開発ができるという。3年間で20億円の売り上げを見込んでいる。

2分でわかる中国でのITアウトソーシングパートナーの見つけ方

 IT開発プロジェクトの中国へのオフショアリングを検討中の企業が求めているメリットは、単純なコスト削減の域を超え、高い教育を受けた労働力、世界に通用するITインフラストラクチャ、転職率の低い従業員、知的財産の保護に対する積極的な態度といったものへと拡大している。事実、中国はIT開発/アウトソーシングの展望を、インド、タイ、フィリピンのような国々が市場にひしめく低コスト指向の戦略から、より優れた価値と人材、重要な組織的主導権を伴った提携を重視したものへと転換しようとしている。

中国政府のインターネット検閲は不完全――実証実験で明らかに

 米国の研究家グループによると、不快な情報が自国のインターネット・ユーザーの目に触れないようフィルタリングする中国政府の検閲システム(通称 Great Firewall of China)は、実際にはすべてを見渡せる監視塔のようなもので、真の意味でのファイアウォールではないという。監視されていると思わせることで国民に “自主検閲”を促したいというのが、中国政府の本音のようだ。