Windowsアプリを動かせる「CrossOver 8.0」のMac版とLinux版がリリース

 米CodeWeaverは6月16日(米国時間)、Windows互換性ツール「CrossOver 8.0 Mac」「CrossOver 8.0 Linux」を発表、提供を開始した。価格は39.95ドルより。同ソフトウェアを利用して、IntelベースのMacとLinux上でWindowsアプリケーションを動かせる。

 CrossOverは、オープンソースのWindows API実装プロジェクト「Wine」を土台としたツールで、エミュレーションではなくネイティブアプリのように動かせるのが特徴。それぞれのOSのスタートメニューからWindowsアプリを起動できる。

 最新版はWine 1.1.18を採用した。アプリケーションは新たに「Quicken 2009」「Internet Explorer 7」「Photoshop CS2」に対応、「Microsoft Office 2007」「QuickTime 7」「Outlook 2000」「FrameMaker」「QuickTime 7」などでバグが修正されている。これにより、Office 2007のパフォーマンスが大きく改善、Service Pack 1もインストール可能となった。

 価格は2バージョン共通で、ダウンロード版のみの提供となる「Standard」が39.95ドル、「CrossOver Games」を含む「Pro」が69.95ドル。

米CodeWeaver
http://www.codeweavers.com/