Mountain Lionに対応、WindowsアプリをMac OS XとLinuxで動かせる「CrossOver 11.2」が登場
米CodeWeaversは6月25日、LinuxおよびMac OS XでWindowsアプリケーションを実行できる「CrossOver 11.2 Mac」および「CrossOver 11.2 Linux」を発表した。オープンソースのWindows APIレイヤ「Wine」をベースとした商用製品で、価格は39.95ドルより。無償トライアル版もある。
CrossOverはオープンソースのWindows API実装「Wine」をベースとし、WindowsアプリをLinuxマシンやMac OS Xにインストールして利用できる。Windowsライセンスは不要で、リブートなしにWindowsアプリを動かせることやネイティブ並の性能が可能であることなどを特徴とする。
最新版は、6月15日にリリースしたWine 1.4.1をベースとする。Windowsアプリでは、新たに「Microsoft Visio 2010」や「Microsoft Project 2010」に対応した。「PowerPoint 2010」での不具合を修正したほか、「Internet Explorer 7」での日本語入力も改善した。
Mac OS X版では、「Mac OS X 10.8 Mountain Lion」をサポート、アプリケーションインストールのセキュリティ機能「Gatekeeper」にも対応するという。Linux版でもFedora 17対応の改善などが強化され、多数のバグが修正されている。
米CodeWeavers
http://www.codeweavers.com/