米Bordeaux、「Wine」をバンドルした「Bordeaux for Linux 2.0」発表

 米Bordeaux Technology Groupは1月30日、「Wine」向けGUI設定拡張機能「Bordeaux for Linux 2.0」を発表した。初めて独自Wineビルドと関連ツールをバンドルし、別途Wineをインストールする必要がなくなった。

 Bordeaux for Linuxは、Wineを強化することで、Windowsアプリケーションを容易にLinuxマシンにインストールし、動かすことができるソフトウェア。BordeauxはLinux向けのほか、Solaris/OpenSolaris、BSD、Mac OS Xの各OS向けがある。すでにSolaris/OpenSolaris版はバージョン2が発売されており、BSD版、Mac OS X版はバージョン1.8系。

 最新版では、独自Wineビルド、ツール、ライブラリで構成されるバンドルを含む。Wineはバージョン1.1.36をベースとし、「Cabextract」「Mozilla Gecko」「Unzip」「Wget」などをパッケージした。

 このほか、シェルベースのインストーラ、「Microsoft Office 2007」サポートの強化、「Internet Explorer 7」の初期サポートなどが強化されている。

 価格は20ドルで6ヶ月間のサポートが含まれる。BordeauxはWebサイト上で、Bordeaux for Linuxの一部をフリーソフトウェアとして公開している。

米Bordeaux Technology Group
http://www.bordeauxgroup.com/