米CodeWeavers、WineベースのMac OS X/Linux向けWindows互換環境「CrossOver 9.0」をリリース

 米CodeWeaversは3月2日(米国時間)、Mac OS XとLinux向けのWindows互換性のためのツール「CrossOver 9.0」を発表した。価格はスタンダード版が39.95ドル、プロ版が69.95ドル。同社Webサイトより購入できる。

 CrossOverはオープンソースのWindows API実装「Wine」をベースとした商用ツールで、WindowsライセンスなしでWindowsアプリケーションをMac OS XとLinuxで動かすことができる。

 最新版ではユーザーインターフェイスを強化し、Windowsソフトウェアのインストールエクスペリエンスを改善した。ほとんどの場合で単一の画面からクリック1回でアプリケーションをインストール可能になったという。

 このほか、自社オンライン互換性データベースも統合。この互換性データベースは「CodeWeavers CrossOver Compatibility Center(C4)」として、同社Webサイトで公開されている。ユーザー間でアプリケーション設定手順などの情報を共有するもので、将来的に特定のアプリケーションをインストールする際の作業を自動化できるようにしたいとしている。また、CrossoverでインストールできるWindowsアプリケーションの種類の拡大も狙う。

米CodeWeavers
http://www.codeweavers.com/