米SpringSource、Eclipseベースの開発ツール「SpringSource Tool Suite 2.0」発表

 米SpringSourceは3月17日(米国時間)、Eclipseベースのアプリケーション開発環境の最新版「SpringSource Tool Suite(STS)2.0」を発表した。OSGi(Open Service Gateway initiative)対応を強化し、SpringベースのJavaアプリケーションの開発を高速化する。

 STSはEclipseをベースとした開発環境で、「Spring Framework」を利用したJavaアプリケーション開発の生産性を強化する。

 最新版では、OSGi標準対応を強化し、OSGiコンソール、バンドルオーバービューページ、依存関係の視覚表示などのツールを追加した。自社のOSGi準拠アプリケーションサーバー「SpringSource dm Server」でモジュラーアプリケーションを容易に視覚化、パッケージ化し、実装できるという。

 このほかにも、ウィザードによるプロジェクト作成「Project Creation Wizards」、JavaBean作成「Bean Creation Wizards」、リッチフォームベースの設定エディタ「Spring Configuration Editor」、設定を自動検出する「Spring Configuration Auto-Discovery」、ダイアログ形式で名前空間を設定できる「Namespace Configuration Dialog」、修正ツール「Quick Fixes and Quick Assist」などの新機能も導入されており、開発作業を容易かつ高速化できるという。

 対応Webアプリケーションサーバーは、SpringSource dm Server、「SpringSource tc Server」のほか、「Apache Tomcat」「IBM WebSphere」「Oracle WebLogic」「Red Hat JBoss」など。

 SpringSource dm Server、SpringSource tc Server、SpringSource Enterpriseの顧客は無料でアクセスできる。SpringSourceでは、90日間無料の評価版も提供する。

米SpringSource
http://www.springsource.com