米SpringSource、「Spring Framework 3.0」M3をリリース

 米SpringSourceは5月6日、オープンソースのJavaアプリケーションフレームワーク「Spring Framework 3.0」のマイルストーン3(M3)をリリースした。マイルストーンとしては初めて、HTMLとPDFの両方でリファレンスドキュメンテーションを提供する。

 リリース候補(RC)版公開前の最後のマイルストーンとなる最新版では、アノテーションファクトリーメソッドが加わった。同機能はSpring JavaConfigプロジェクトのコア技術で、これを利用して管理下におくBeanを定義できる。XML Bean定義や通常のアノテーションコンポーネントクラスと組み合わせても利用できるほか、JavaConfig運用モードもサポート、複雑なコンポーネント設定でも利用できるという。

 TaskSchedulerの抽出により、「ScheduledExecutorServices」「CommonJ TimerManager」向けのアダプタを含むAPIを強化し、スケジューラの移植性を改善した。ステートレスJava 5ベースのコンバータもサポート、次期版となるRC1では、標準的なJDK PropertyEditorの代替として利用できるという。

 Springの開発者によると、RC1は6月にリリースする予定という。

米SpringSource
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