NEC、組み込みソフトのリモート解析システムをEclipse上に構築

 NECは2009年3月25日、車載機器やデジタル家電などの組み込み機器内で動作するソフトウェアの品質をリモートで解析するシステムを開発したと発表した。Eclipse上に構築したシステムで、拡張や他システムとの連携・協調が容易にできるという。

 これまで、解析情報の取得制御が難しかった組み込み機器の品質情報を取得し、リモート接続したPC上で主にボタン操作で表示・解析する。リモート接続したホストPCから制御する「収集情報転送エージェント」によって、取得を容易にした。

 音楽プレーヤー用ソフトを使った実験では、ソフトウェア品質解析プロセスを、従来の2分の1程度まで短縮できたという。今後は、低コスト化と高速化を図り、Eclipseを利用した同社の組み込みソフト統合開発ツール「SDDS/E」への導入に向け、開発を進めてゆく。

NEC
http://www.nec.co.jp/