米SpringSource、無償になった「SpringSource Tool Suite」最新版リリース

 Eclipseベースのアプリケーション開発環境の最新版「SpringSource Tool Suite(STS)2.1」を発表した。「Spring 3.0」をサポート、「Eclipse 3.4」または「Eclipse 3.5」(開発コード名「Eclipse Galileo」)から選択できる。

 STSは、EclipseベースのSpringアプリケーション開発環境。SpringSourceは5月7日にSTSを無償化しており、2.1は無償化以来初のGA版リリースとなる。

 最新版はSpring 3.0に対応、XMLエディタ・認証、@Configuration、@Beanアノテーションなどの最新機能を利用できる。OSGi開発ツールもサポートしたほか、バッチ処理「Spring Batch」のビジュアルエディタや「Spring Web Flow」、RADツール「Spring Roo」統合など自社プロジェクトとの連携を強化した。

 実装では、「SpringSource tc Server」または「SpringSource dm Server」のインスタンス実装が可能となり、「SpringSource AMS」経由でtc Serverへ実装もできる。「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」または「VMware Lab Manager」などの仮想環境と連携する機能もある。このほか、全体の性能を改善、メモリ使用量を削減した。

 STS 2.1は同社のWebサイトより無償でダウンロードできる。

米SpringSource
http://www.springsource.com/

「SpringSource Tool Suite(STS)2.0」ダウンロード
http://www.springsource.com/products/springsource-tool-suite-download