LiMo拡大、加盟企業は52社、端末は21機種に

 Linuxをベースとした携帯電話プラットフォームの開発・推進団体LiMo Foundationは8月4日(日本時間)、11社が新たに加わり、加盟企業数が50社を上回ったことを発表した。また、LiMo搭載携帯電話として、NEC、パナソニック、米Motorolaの3社より7機種が登場することも発表した。

 新たに加盟したのは、中国Cellon、スイスEsmertec、米Freescale Semiconductor、中国Longcheer Holdings、韓国MIZI Research、フィンランドMovial、米PacketVideo(PV)、韓国SK Innoace、伊Telecom Italia、米VirtualLogix、中国ZTEの11社。

 FreescaleやZTEなど、先月統合を発表したモバイルLinux団体、Linux Phone Standards (LiPS) Forumに加盟していた企業の名もある。これにより、LiMoの参加企業は現在、52社となった。

 FreescaleやTelecom Italiaなど大手企業参加と並んで注目されるのが、ZTE、Longcheer、Cellonの中国企業3社の加盟だ。LiMoにとって、巨大市場である中国への大きな足がかりとして期待される。

 LiMoはまた、同団体が仕様を策定するプラットフォーム「LiMo Platform」を採用した端末として、7機種を発表した。Motorolaの「MOTOZINE ZN5」、NECの「FOMA N906i」「FOMA N906iμ」「FOMA N906iL」「FOMA N706i」、それにパナソニックの「FOMA P906i」「FOMA P706iμ」となる。これにより、LiMo Platformベースの携帯電話は、合計21機種になったという。

LiMo Foundation
http://www.limofoundation.org