ACCESS、次世代モバイルLinuxプラットフォーム最新版をプレビュー

 ACCESSは、現在開発中の次世代モバイルLinuxプラットフォーム「ACCESS Linux Platform v3.0」を、2008年10月20日に都内で開催したプライベートイベント「ACCESS DAY 2008」で発表した。端末の開発効率を高める共通プラットフォームの最新版。

 ACCESS Linux Platform v3.0は、携帯電話向けLinuxプラットフォームを策定・推進する業界団体「LiMo Foundation」仕様に準拠し、各通信事業者の独自サービスをパッケージ化したオペレータパックに対応した。また、Linuxの柔軟性を最大限に生かした高度なユーザーインタフェースを搭載したという。

 動作環境は400MHzのデュアルコアARM11プロセッサ、RAMおよびROMは各128MB。今後は3.0対応SDKを公開し、サードパーティ開発アプリケーションの充実を目指す。イベントでは実機を展示し、3.0搭載端末の操作性のデモンストレーションを行った。

 同時に、ローエンドスマートフォンやポータブルナビテーション、ポータブルメディアプレーヤー、セットトップボックスなど、限られたハードウェア環境の携帯端末や情報家電向けのプラットフォーム「ACCESS Linux Platform mini」を発表した。

 元々は中国現地法人が中国国内向けに開発したもので、既にHaierやShanghai Novarobo Technologyなどの中国および台湾メーカーが採用している。新興市場を含む多くの市場に向けて提供してゆく。動作環境は200MHzのARM9プロセッサ、RAMおよびROMは各32MB。

ACCESS
http://www.jp.access-company.com/