LiMo FoundationにMozilla、Verizonらが参加、メンバー企業40社に拡大

 モバイルLinuxを推進する業界団体、LiMo Foundationは5月14日(日本時間)、米Mozilla、米Verizon Wirelessなど8社が新たに参加したことを発表した。これによりメンバーは40社に達した。米Googleの「Android」など、モバイルLinuxを推進する動きがいくつかある中で、優位さをアピールしている。

 LiMo Foundationは、昨年1月にNTTドコモ、米Motorolaなど6社が設立した業界団体。Linuxベースの携帯電話向けプラットフォーム「LiMo Platform」の開発を進めており、今年4月にRelease 1をリリースしている。

 今回加入したのは、Mozilla、Verizon、独Infineon Technologies、韓国SK Telecom、仏Sagem Mobile、仏SFR、ノルウェイKvalebergの8社。

 このうち、LiMoに参加する初の米国キャリアとなるVerizon、それに韓国の大手オペレータであるSK Telecomは、コアメンバーとしての参加になる。Verizonは理事会席も確保するなど、今後LiMoを自社Linux計画の中心としていく戦略をうかがわせる。Mozillaは、モバイル向けWebブラウザ開発・推進の足がかりとすると見られる。

 携帯電話向けLinuxではこのほか、Googleが中心となって開発が進んでいるAndroidなどのプラットフォームがある。

LiMo Foundation
http://www.limofoundation.org