ACCESS、FOMA向けの「ACCESS Linux Platform」オペレータパック開発に着手

 ACCESSは2008年12月3日、FOMA端末向けオペレータパックの開発請負契約をNTTドコモと正式に締結したと発表した。「ACCESS Linux Platform」上で動作するNTTドコモ向けオペレータパックの開発に着手する。搭載端末は、2009年後半から順次出荷される見通し。

 オペレータパックは、「iモード」サービスなどキャリア独自のサービスを携帯端末プラットフォーム上に実装するためのアプリケーションパッケージ。ACCESSは今年7月、ドコモとオペレータパック基本仕様作成に関するコンサルティング業務契約を締結。これが完了して、実際の開発フェーズに移行する。

 「ACCESS Linux Platform」は、モバイル機器・統合型デバイス市場向けに設計された商用向けのLinuxベース次世代プラットフォーム。携帯端末用Linux OSの普及促進団体「LiMo Foundation」の仕様に準拠している。

 同社はオペレータパックの提供で高機能端末の開発効率向上を支援し、ドコモと世界に向けて、LiMo仕様準拠の共通プラットフォームの導入促進を図る。端末メーカーは自社製品をNTTドコモのサービスに即座に対応させることが可能になるという。

ACCESS
http://www.jp.access-company.com

NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/