米MS:次世代の画像形式「HD Photo」 JPEGの後継狙う 2007年3月9日22:33 米Microsoftは3月8日(米国時間)、独自の画像形式「HD Photo」を業界標準として認定してもらうため、標準化団体に申請すると発表した。HD Photoは、ファイルの大きさをJPEGの半分に抑えながら、同等以上の画質を実現できるという。JPEGに代わる技術として普及させるのが狙い。
オープンソース形態による高可用性ミドルウェア開発を選択したモバイル企業連合 2007年3月7日10:48 本年1月にMotorolaより設立がアナウンスされたLiMo Foundationという団体は、モバイルアプリケーション開発に用いるLinuxベースのエコシステムを関連各社の共同で整備しようという試みであるが、その形態は純粋なオープンソース型プロジェクトとは呼びがたいものであった。ところが今回Motorolaおよびその提携企業群は、OpenSAFというミドルウェア開発用の新規プロジェクトを立ち上げることで、真のオープンソース化にむけた新たな一歩を踏み出したのである。
Linux Foundation、通信事業者向けLinux標準仕様の新版「CGL4.0」を発表 2007年3月2日08:40 Linux Foundationは2月27日(米国時間)、通信事業者向けのLinux標準仕様の新版「Carrier Grade Linux 4.0 Specification」(以下、CGL4.0)を公開した。CGL4.0では、他の標準仕様との整合性の確保やCGL準拠認定プロセスの厳格化が図られている。
富士フイルムなど、デジタル画像管理規格「EVERPLAY」の管理をOSTAへ移管 2007年2月28日11:54 富士フイルム、イーストマン・コダック、コニカミノルタフォトイメージングの3社と、光ディスクに関する技術的な仕様を提案する業界団体OSTA(Optical Storage Technology Association)は2月27日、デジタル画像管理規格「EVERPLAY」のライセンス管理と普及推進をOSTAに移管することで合意したと発表した。
マイクロソフト、Vistaに「BPEL」サポートを追加--ビジネス・プロセス・アライアンスを結成 2007年2月28日10:17 米国マイクロソフトは2月26日、「Windows Vista」のワークフロー・レイヤーに「BPEL(Business Process Execution Language)」サポートを追加すると発表した。また、BPM(Business Process Management)アプリケーションの普及を促進する組織としてビジネス・プロセス・アライアンスを新たに結成したことも明らかにした。
Sun、ODFとOffice 2003の双方向変換プラグインを発表——正式提供は6月の予定 2007年2月13日09:00 米Sun Microsystemsは2月7日、「Open Document Format for Office Applications(ODF)」フォーマットとMicrosoftの「Office 2003」フォーマット間で、双方向の変換を実現するプラグイン「StarOffice 8 Conversion Technology」を提供すると発表した。プレビュー版は2月半ば、正式版は6月半ばにリリースする予定だという。
NTTドコモとベネッセ、携帯電話とPCでコンテンツが閲覧できる共通基盤 2007年2月6日09:57 NTTドコモは2月5日、総務省の委託事業「平成18年度ユビキタスラーニング基盤の開発・実証実験」で、教材や学習履歴を携帯電話とPCで共有してシームレスに学習できる共通基盤を開発したと発表した。
MIJS、ソフトウェアの技術提携を具体化し、ビジネス基盤を強化 2007年2月2日09:39 国産ソフトウェアメーカー18社が参加するメイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム(MIJS)は2月1日、各社の製品を有機的に連携させる仕組みの構築に向け、これまで各社協力のもと取り組んできた技術連携を具体化し、MIJSが提唱する製品連携基盤を公開した。
アドビ、PDFフル仕様の国際標準化に本格始動 2007年1月31日10:05 米国アドビシステムズは1月29日、PDFのフル仕様を国際標準化機構(ISO)の世界標準とすることを目指し、エンタープライズ・コンテンツ管理の標準化を推進する非営利団体「AIIM(Association for Information and Image Management)」に「PDF 1.7」の仕様全体を提出すると発表した。
OpenOfficeとOffice 2007それぞれに対応するツールキットが登場 2007年1月25日10:51 文書ファイル・フォーマットを巡りライバル関係にある米Microsoftとオープンソース開発コミュニティのOpenOffice.orgプロジェクトはそれぞれ1月23日、プロダクティビティ・スイートに対応したアプリケーションの開発を支援するツールキットをリリースした。
日立情報、ITサービスマネジメントシステムとISMSの国際規格の認証を取得 2007年1月25日10:38 日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)は1月24日、ITサービスマネジメントシステム認証の国際規格「ISO/IEC 20000-1:2005」と、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001:2005(JIS Q 27001:2006)」の認証を取得したと発表した。
IEEE 802.11n部会、ドラフト規格のバージョン2.0を承認──標準化へ一歩前進 2007年1月24日10:55 先週、英国ロンドンで開催されたIEEE 802.11ワーキング・グループの会議において、次世代の高速無線LAN規格「IEEE 802.11n」の次期ドラフト仕様である「バージョン1.10」が承認された。ただし、今後もいくつかの標準化プロセスを経る必要があり、最終的な規格の承認は2008年以降になりそうだ。
Linux Standard Baseの提唱するクロスフォーマット対応型パッケージAPI構想 2007年1月19日09:32 独立系ソフトウェアベンダ(ISV)がGNU/Linuxをサポートする際に遭遇する大きな問題の1つとして、利用されている非常に雑多なパッケージ管理システムに対応することが挙げられる。そしてこれは仮定上の話だが、仮にFree Standards Groupの提唱する構想が採用された場合、主要なパッケージシステムと各種のソフトウェアインストーラとの仲立ちをするアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を提供するLinux Standard Base(LSB)の次回バージョンによって、こうした問題は解決されることになるというのだ。しかもFree Standards GroupのCTOを務めるIan Murdock氏の言葉を信じるならば、こうしたソリューションを大手ディストリビューションに取り込むのは2008年初頭には実現可能とのことなのである。
米IBM、障害者向けインターフェイス支援技術「IAccessible2」を開発 2006年12月15日11:06 米IBM(ニューヨーク州、サミュエル・J・パルミサーノ会長)は12月14日、障害を持つ人々が、編集機能、ハイパーリンク、図表、メニューといったソフトウェアの機能を利用するための支援技術「IAccessible2」を開発したと発表した。
公開鍵基盤「PKI」に再び脚光──ID技術の採用拡大で 2006年11月30日19:44 各種アプリケーションでアイデンティティ(ID)技術の採用が進むなか、情報の秘匿性、安全性を保証する認証基盤である「PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)」が再び脚光を集めている──。11月28日にロンドンで開催された標準化団体OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards)主催のコンファレンスでは、ベンダー各社が口をそろえて、そう指摘した。
Unicode 5.0:言語の分裂に挑み続けるUnicodeの新バージョン 2006年11月6日09:59 Unicode Consortiumの究極的な目的は、人間界で用いられているすべての言語をコンピュータ上で再現するための標準を定めることだ。こうした目的を完全に達成するのはしばらく先のことになりそうだが、およそ3年をかけた作業の成果としてリリースされるUnicodeバージョン5.0の登場は、目標達成に向けて更なる一歩を前進させることになるだろう。こう説明するのは、同標準の創設者の1人でありUnicode委員会の代表を務めるMark Davis氏である。最終的な公開日が至近に迫った先日、Davis氏は多忙な中時間を割き、Unicodeの開発過程と克服すべき課題について語ってくれた。
KCCS、ASP型ISOプロセス・文書管理サービスをJ&Jが採用 2006年10月20日14:32 京セラコミュニケーションシステム(KCCS、森田直行社長)は、同社のISOプロセス・文書管理システム「イソロジー」ASPサービスが、ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニー(松本晃社長)に採用されたと発表した。
Free Standards GroupがLSB Developer Networkを立ち上げ 2006年10月19日10:43 Free Standards Group(FSG)は本日、Microsoftで言うMicrosoft Developer Network(MSDN)に相当するものを発表することになっている。その名も、Linux Standard Base(LSB)Developer Networkだ。LSB Developer Network(LDN)は、コミュニティのコンテンツとオリジナル・コンテンツを1か所に集約して、便利に使えるようにするための場所だ。開発者はここで、汎用性のあるLinuxアプリケーションを作成するための情報を得ることができる。
Portland 1.0 がリリース 2006年10月13日09:24 10月11日、Open Source Development Labs (OSDL)とfreedesktop.orgが、Portland共通デスクトップ・インタフェース1.0のリリースを発表した。Portlandは、昨年、オレゴン州ポートランドで開催された第1回Desktop Architects Meeting(DAM)で提案されたもので、ISVがLinux向けアプリケーションを書く際の条件整備を目的としている。同プロジェクトは、着手後1年足らずでリリースに漕ぎ着けた。
Ecma、Office Open XML仕様の最終案を公開へ 2006年10月6日18:44 標準化団体のEcma Internationalは、米Microsoftが提案している「Office Open XML」ファイル形式の仕様の最終案を早ければ10月9日に公表する見込みだ。Ecma標準として同仕様の採否を決める正式投票は今年12月に行われる予定となっている。