MIJS、ソフトウェアの技術提携を具体化し、ビジネス基盤を強化

 国産ソフトウェアメーカー18社が参加するメイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム(MIJS)は2月1日、各社の製品を有機的に連携させる仕組みの構築に向け、これまで各社協力のもと取り組んできた技術連携を具体化し、MIJSが提唱する製品連携基盤を公開した。

 MIJSが構築する連携基盤は、トランザクションデータの連携、共通マスタデータの連携、共通インフラ機能の連携という3つの連携技術で構成する。これらの連携のため、共通の連携エンジンと各製品向けのアダプタ、日本初のマスタ標準規格化を提唱し、共通インフラ機能を外部共通モジュール化する構想を打ち出した。

 MIJS内部の技術部会では、3つの提携テーマごとにワーキングチームを組織し、各社が1-3テーマに参加して積極的な討議を重ねている。すでに基本方針は固まり、これから具体的なアダプタ設計作業に入る段階で、本年8月には第一弾の連携ソリューションをリリースする予定。

 このほか、「SaaS(Software as a Service)」のポータルサイトを構築する構想もあり、3つの連携技術がSaaSサイトの効率化と、新しい製品がSaaSに簡単に加わって連携を行うための具体的なソリューションとなるという。

メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア・コンソーシアム= http://www.mijs.jp/

提供:BCN