Campus Mate、「Puppy Linux」を活用した教育・福祉向け中古PC再生サービス

 特定非営利活動法人Campus Mate(キャンパスメイト、所在地:福岡市)は2009年4月13日、主に教育機関や福祉施設などを対象に、リースアップした中古PCを再生する「中古PC再生サービス」を発表した。CD起動Linux「Puppy Linux」を使い、8年前のPCでもインターネット端末やワープロ端末として再活用できるという。費用は1台1万円。5月1日からサービスを開始する。

子供向けのオープンソース・プログラミング言語

 この2年間で、子供を対象とするオープンソースのプログラミング言語とユーティリティの数は爆発的に増えた。こういった活動の根底にあるのは、BASICの時代と比べてプログラミング環境があまりに複雑になり、専門知識のない若年層には敷居が高過ぎるという考えだ。あるツールキットは若年層にアピールするゲームやアニメーションなどのプロジェクトを構想、作成するまったく新しい方法の考案を目指し、またあるツールキットはBASICの”ベーシック”性をモダンな言語と環境に再現しようと取り組んでいる。

子供の心を育てるForesight Kid's Edition

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 Foresight LinuxはConaryパッケージ管理システムを採用しているディストリビューションとしてよく知られているが、近々、子供の喜ぶディストリビューションとしても名を馳せることになるだろう。このほどリリースされたForesight Kid’s Edition 1.0は子供が興味を持つばかりか、何時間でも楽しく使えるディストリビューションになっており、Linuxとオープンソース・ソフトウェアの新しいあり方を示している。

MIAUのインターネットリテラシ読本

私が片足を突っ込んでいるMIAUの話である。先週は何というか、「七日間の不思議」と言うにふさわしい一週間であった。少なくとも私には、何でそういうことになるのかさっぱり分からなかった。自分が三谷幸喜の喜劇の登場人物になったような気がしたものである。一つはっきりしているのは、私が池田信夫氏と何か一緒に仕事をすることは、もう無いだろうということだけだ。以上何のことやらという方は、なぜかはてなブックマークホットエントリ八分(?)になっているらしい弊団体代表、津田大介のブログ記事をご覧いただきたい。幸か不幸か先週は割と暇だったので、不思議の現場の多くに実際に立ち会うことができた。「パーティー1日前にして途方に暮れるMIAU幹事たち」の一人は私である。いやあ、あの日渋谷まで戻ってきて皆で食べた火鍋の味はおそらく生涯忘れることはあるまいね。後で腹壊したし。

セマンティックデスクトップの導入を図るNepomukとKDE

 テクノロジの動向に敏感な人なら、セマンティックデスクトップについて聞いたことがあるだろう。コンピュータ上の情報に注釈を付けたり共有したりするためのデータレイヤのことだ。だが、セマンティックデスクトップが遠い未来の話ではなく2008年末に登場予定であることは知らないかもしれない。その折には、Nepomukプロジェクトと、そして最初はおそらくKDEの成果を利用して、セマンティックデスクトップの構想が実現されることになるだろう。