日本オラクル、業務システム用の教育コンテンツ開発ツール

 日本オラクルは2009年3月17日、業務システム用の教育コンテンツ開発ツール「Oracle User Productivity Kit ver3.5」の提供を開始した。ユーザートレーニングで利用する操作マニュアルを自動生成して、業務システムの稼働開始時や、機能の追加・変更の場合の教育に利用できる。

 米オラクルが2008年に買収した米Global Knowledge Softwareのセルフサービス型トレーニング開発支援ソフトをベースに機能拡充した製品。仮想的にユーザー環境を構築して、実際に作業を行うのと同等の体験ができるシミュレーターの開発や、設計やテストドキュメントなどのコンテンツ製作を行う。

 アプリケーションの操作をキャプチャして、説明を付加したeラーニングコンテンツを作成。これを動画やMicrosoft Wordなど、さまざまな形式にして、教育コンテンツを効率的に作成できる。

 オラクルのアプリケーションで構築した業務システムのほか、他ベンダーの製品や独自開発システムにも対応。eラーニングの標準規格や仕様をまとめた「SCORM(Sharable Content Object Reference Model)」に準拠して、他のeラーニングシステムとも連携できる。

 開発環境はWindows XP/Vista。ユーザー環境はInternet Explorer 6以上、Firefox 2.0以上。参考価格は最小構成183万7500円から。

Oracle User Productivity Kit
http://www.oracle.com/technology/global/jp/products/jp/upk/

日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/