IBMラショナルの責任者が「SLM統合」と「Jazz」のビジョンを語る

 米IBMのダニー・サバー氏は、2005年からラショナル・ソフトウェア部門を統括している。同氏はこのほど、Computerworld 米国版のインタビューに応じ、ソフトウェア開発のライフサイクル全体を通じて作業状況を追跡可能なメカニズムをインプリメントするよう開発組織に求める声が高まっていると指摘した。こうした機能がなければ、SOX法をはじめとする法規制の順守にかかわる監査にパスしない可能性もある。

進化するオープンソース・コラボレーション・ソフト:LinuxWorld San Francisco 2006リポート

 今週、米サンフランシスコで開催された「LinuxWorld Conference & Expo San Francisco 2006」(8月14日〜17日)では、オープンソース・コラボレーション・ソフトウェア・ベンダーが、相次いで新バージョンをリリースした。各社は、低コストで柔軟性が高いという製品の長所を強調することで、市場を支配するMicrosoftのExchengeやLotus Notesに挑戦しようとしている。

ノベルとクロス・ヘッド、ID管理ソリューション分野で提携

 ノベルと、サイボウズのグループ企業クロス・ヘッドは2006年7月24日、ID管理ソリューションでパートナー契約を締結したと発表した。クロス・ヘッドは、ノベルのID管理製品とサイボウズのグループウェアを組み合わせた包括的なソリューションを提供していく。日本版SOX法への対応などの需要を見込む。

Lotus Notes on LinuxをIBMが公開

IBMは本日、同社の販売するコラボレーション/電子メールシステムであるLotus Notesについて、そのLinuxデスクトップ版のリリースをアナウンスした。今回のLotus Notes on Linuxの登場は、同シリーズのビジネス向けコラボレーションソフトウェアにおいて、Linuxオペレーティングシステムが正式にサポートされたことを意味する。従来バージョンのLotus Notesは、WindowsあるいはMacintoshプラットフォームでのみ使用できた。

サードウェア、Linux向けディザスタリカバリ環境構築ミドルウェアの販売を開始

 サードウェア(本社:千葉県船橋市)は、大災害に対応するディザスタリカバリ環境をLinux上で構築できるミドルウェア「DRBD Plus」を2006年7月10日発売した。データバックアップシステムを低コストで構築・運用できるという。価格は初年度58万8000円(サポート料込み)、2年度以降のサポート料は44万1000円。初年度30本の販売が目標。

日本HP・NEC・日立、UNIXサーバ仮想化基盤の整備に向け共同プロジェクト

 日本ヒューレット・パッカード(HP)、NEC、日立製作所の3社は6月27日、HPのUNIXプラットフォーム「HP-UX」をベースとした仮想化技術「HP Virtual Server Environment」(HP-UX/VSE)を活用し、企業のミッション・クリティカル・システムの構築・運用を支援する共同プロジェクト「次世代ITインフラの整備共同プロジェクト」を開始することで合意したと発表した。

IBM、次期企業向けIMソフトの詳細を明らかに──Microsoftからのユーザー奪取を目指す

 米IBMは、同社の企業向けインスタント・メッセージング(IM)ソフトウェア「Lotus Sametime」に、MicrosoftのOutlook、Office、SharePointアプリケーションとの連携機能を追加し、これらのMicrosoft製品からSametimeの機能にアクセスできるようにする計画を6月26日に発表する予定だ。IBM幹部が6月23日に明らかにしたもの。