日立ソフト、スイスのオスモシスとBD用ミドルウェア事業で提携

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト、小野功社長)とスイスのソフト会社、オスモシス(ジュネーブ)は9月11日、ブルーレイディスク(BD)用ミドルウェアソフト事業で提携したと発表した。

 第1弾として、BDプレーヤー・レコーダーの半導体回路に組み込むアプリケーション稼動用ソフトを開発する。オスモシスのBD用インタラクティブ機能用ミドルウェア技術と日立ソフトの高速組み込みソフト「JavaVM」、ディスク制御技術などを組み合わせる。

 ソフトは家電メーカーや半導体チップメーカーを対象に07年中に販売を始める。日立ソフトでは、今回の提携でオスモシスの技術を導入し、今後もさまざまなBD用組み込み型ミドルウェアの開発を進める。

 ブルーレイディスクは、次世代DVD規格の1つで、高解像度の鮮明な画像に加え、高度な操作性とプログラム可能なインターフェイスを持つことが特徴。BDでは操作性とインターフェイスを実現するためにプログラミング言語「Java(ジャバ)」を基盤としたソフト技術が使われている。

 2社ではJavaを使った組み込みソフトに強い日立と、オスモシスが持つSTB(セットトップボックス)用などのミドルウェア開発技術を合わせることで、今後本格化するBD用ミドルウェア市場を開拓、世界的な展開を目指す。

日立ソフトウェアエンジニアリング=http://hitachisoft.jp/
Osmosys=http://www.adbholdings.com/

提供:BCN