サン、SOA基盤製品「Sun Java CAPS」の販売を開始

 サン・マイクロシステムズは2006年8月3日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の開発基盤となる製品「Sun Java Composite Application Platform Suite」(Sun Java CAPS)の販売を開始した。米サンが昨年買収した米SeeBeyondの製品がベースで、1月の日本国内事業統合を受け、初めてサンのブランドで販売する。

 SOAベースの企業情報システム基盤の開発から運用管理、監視までの全てのツールを含むスイート製品。J2EEやJMS、BPEL、BPMN、XMLなどのWebサービス関連の標準技術をサポート。また、モデルベースの直感的な開発GUIを採用し、エンジニアからビジネスアナリストまで開発に参加できるという。

 システム統合を簡素化する「Enterprise Service Bus」(ESB)機能を中核に、分散処理機能によって高いスケーラビリティとパフォーマンスを実現した。また、ビジネスプロセスなどのワークフロー機能、ビジネスの変化をリアルタイムに把握できる分析機能などを備える。Solarisのほか、AIX、HP-UX、Red Hat Enterprise Linux、Windowsに対応する。

 ライセンス価格は従業員1人あたり年間1万4000円。9月上旬から順次出荷開始する。また、ESB構築に特化したサブセット「Sun Java Enterprise Service Bus Suite」も用意した。ライセンス価格は従業員1人あたり年間7000円。【鴨沢 浅葱/Infostand】

サン・マイクロシステムズ
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