米Sunと富士通、クアッドコア「SPARC64 VII」搭載の「SPARC Enterprise」販売開始

 米Sun Microsystemsと富士通は、大規模・基幹システム向けサーバ「SPARC Enterprise」の新モデル「M」シリーズ4機種を2008年7月14日販売開始した。新しいクアッドコアプロセッサ「SPARC64 VII」を搭載し、商用アプリケーション稼動時の性能を最大80%向上させる一方で、1コア当たりの電力消費を44%減少した。

I/Oはイーサネットに統合へ、ブレード業界団体がデータセンタートレンドを予測

 ブレードサーバの業界団体Blade.orgは6月19日(米国時間)、データセンターの将来に影響を与える技術として、1)I/Oのイーサネット統合、2)エネルギー効率化技術、3)サーバ統合、の3つを挙げた。クラウドコンピューティングなど、新しいコンピューティングアーキテクチャにとって、ブレードサーバは大きな役割を果たすとしている。

I・Oデータ、LAN接続型HDD「HDL-Uシリーズ」をリコール、発煙の恐れで

 アイ・オー・データ機器(I・Oデータ、細野昭雄社長)は5月21日、同社のLAN接続型HDD「HDL-Uシリーズ」の一部で、電源ユニットが故障した際に発煙する恐れがあるとして、リコール(無償点検・修理)を行うと発表した。同社によると、これまでに62件の発煙が報告されているものの、けがをした人はいないという。

日本IBM、最新Cellプロセッサ搭載のHPC用ブレードサーバ

 日本IBMは2008年5月14日、Cellアーキテクチャを採用したプロセッサ「IBM PowerXCell 8i」を搭載したエンタープライズ向けHPC用ブレードサーバ「BM BladeCenter QS22」を発表した。最小構成価格は138万6000円から。医療やデジタルコンテンツなどの高解像度画像処理や学術研究、金融計算など、大規模集中計算が必要な用途を想定している。出荷開始は6月6日。

米HP、Web 2.0企業向けペタバイト対応NASシステムを発表

 米Hewlett-Packard(HP)は5月6日(米国時間)、大量データを取り扱うWeb 2.0やメディア企業をターゲットとした最新のストレージシステム「HP StorageWorks 9100 Extreme Data Storage System(ExDS9100)」を発表した。今年第4四半期に提供開始の予定。ペタバイト級のストレージに対応しながら、容易に管理できるという。

ハイエンドNICは実際にどの程度ネットワークスループットを向上させるのか?

 マザーボードに標準で搭載されているGigabit Ethernet NICをIntel製ハイエンドデスクトップ用NICに置き換えた場合、具体的にどの程度の機能向上が見込めるのだろう? 今回私は、2つの一般的なマザーボード搭載型ギガビットNICおよび、これらをIntel製PCIeデスクトップ用ギガビットNICに置き換えた場合とを比較対象として、ネットワークを介したNFS共有アクセスに特化したベンチマークを実行してみた。その結果を簡単にまとめておくと、連続的なリード/ライト処理のスループットはそれ程向上しなかったものの、レイテンシ(待ち時間)がかなり改善されたため、ネットワークの往復を伴うファイルの作成、削除、シークなどの処理が高速化することが判明したのである。

デスクトップLinuxマシンにUPSを追加する

 無停電電源装置(UPS)とは、商用電源が失われたときに一定時間だけコンピュータを動かし続けることができるようにする装置である。これにより短時間(1~5分)の電力消失をUPSバッテリの電力でやり過ごすことができる。UPSバッテリが低下すると、UPSはシグナルを送ってコンピュータを安全に停止させることができる。UPSがあれば、突然の電源断によるファイルシステムやRAIDのチェックに時間を取られなくて済む。以下、UPSに関する全般的なヒントと、Linuxマシンを保護するためにUPSをどうセットアップすればよいかを説明する。Linuxのサポートを謳っていないモデルについても触れる。

日本HP、最新Itaniumプロセッサを最大8コア搭載可能なブレードサーバ

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2008年2月25日、最新デュアルプロセッサ「Itanium 9100番台」を最大4基(8コア)搭載可能なブレードサーバ「HP Integrity BL870cサーバブレード」を発表した。省スペース・省電力で「グリーンIT」を推進する。Itanium 9120N(1.42GHz)1基(2コア)搭載の最小構成価格は260万7150円から。