OpenBlockS 600とHinemosで作るネットワーク管理・監視システム――アプリケーションマネージャを使ってみよう

 OpenBlockS 600におけるソフトウェアの目玉の1つに、アプリケーションを非常に簡単に導入できるアプリケーションマネージャ機能がある。今回はアプリケーションマネージャの機能を検証しながら、実際にアプリケーションを導入し利用する手順や、その際の注意点などを見ていこう。

OpenBlockS 600ネットワーク徹底活用――OpenBlockS 600をネットワーク機器として利用しよう

 OpenBlockS 600の魅力の1つに、ギガビットイーサネットを2基搭載している点がある。これをLinuxの多彩なネットワーク機能と組み合わせることで、ネットワーク機器の1つとしてさまざまに応用できる可能性があるのだ。そこで、今回はOpenBlockS 600をネットワークの運用や管理に活用することを考え、さまざまなネットワーク設定の方法を紹介していこう。

OpenBlockS 600を運用してみよう!――初期設定とWeb管理インターフェイスの利用

 ぷらっとホームから新たに発売されたOpenBlockS 600は、従来モデルから大幅にハードウェアの機能がアップしているのと同時に、ソフトウェア的にも大幅な更新が加えられ、より使いやすいものになっている。今回は、大きく強化されたWeb管理インターフェイスの使い方を中心に、OpenBlockS 600のセットアップに関して見ていこう。

大幅なスペックアップで生まれ変わった超小型Linuxサーバー「OpenBlockS 600」徹底活用

 超小型のLinuxサーバーとして有名な「OpenBlockS」に、新モデル「OpenBlockS 600」が登場した。業務向けを想定した堅牢性や拡張性、柔軟性といった従来モデルの特徴はそのままに、CPU動作クロックの大幅な向上やメモリ容量の増量、ギガビットイーサネットへの対応など、大幅なスペックアップが施されている。

スタンフォード大の研究者、カメラ用オープンソースプラットフォームを開発

 スタンフォード大学の研究室が、デジタルカメラ用のオープンソースプラットフォーム「Frankencamera」を発表、同プラットフォームを搭載したカメラの試作品を披露した。オープンソースプラットフォームを搭載することで、デジカメのソフトを常に改善し、新機能を追加できるようになるという。

新型「地球シミュレータ」が世界1位の実行効率を達成

 NECは2009年6月4日、海洋研究開発機構に納入して、3月に稼働開始した新型スーパーコンピュータ「地球シミュレータシステム」が、LINPACKベンチマークで122.4 TFLOPSの性能と、実行効率93.38%を記録したと発表した。昨年11月発表の世界スパコンランキング「TOP500」最新版では、日本で1位、世界で16位に相当。また、実行効率では世界1位となる。

フィックスターズ、Cell/B.E.を活用したH.264リアルタイムエンコーディングソリューション

 フィックスターズ(本社: 東京都港区)は2009年2月24日、Cell Broadband Engine(Cell/B.E.)を活用した映像分野向けソリューション「CodecSys CE」シリーズを発表した。H.264リアルタイムソフトウェアエンコーダーをワークステーションにプリインストールした。同日受注を開始し、4月上旬から出荷開始する。

存在感たっぷりのネットラジオ、Tangent Quattro

 Linuxを搭載したエンタテインメント家電をお探しなら、Tangent Quattroというインターネットラジオをぜひチェックしてみてほしい。組み込みLinuxのプラットフォームに通常のラジオ放送とインターネットラジオが聴ける機能とメディアサーバクライアントの機能を統合したこの機器は、さまざまなオーディオ再生オプションも備えている。

ぷらっとホーム、完全独立型の高密度実装サーバーを発表

 ぷらっとホーム株式会社(本社:東京都千代田区)は2008年12月4日、高密度実装サーバー「CloudStation A」の販売を開始した(出荷開始は2008年12月末予定)。4Uサイズのエンクロージャに10ノードのサーバーユニットを収容可能な高密度実装サーバーで、サーバーユニット側に電源、各種I/Oを持つ「完全独立型」を採用。エンクロージャ側の電源、各種I/Oを複数ノードで共有するブレードサーバに比べ、スタートアップ時の初期投資を抑えることができ、ユニット個別での導入・稼働・リプレースが容易になっているという。

ソフトウェア技術者にオープンソースのハードウェア部品を提供するBug Labs

 新しいオープンソースハードウェアの大半は個別の製品に注力したものだが、Bug Labsのアプローチは違う。Bug Labsの目的は、特定のデバイスを開発することではなく、顧客が独自のデバイスを組み立てるのに使えるレゴブロックのようなオープンソースのハードウェアおよびソフトウェア部品を提供することにある。CEO(最高経営責任者)のPeter Semmelhack氏によれば、その結果、イノベーションのレベル向上につながるだけでなく、将来のハードウェアビジネスを先取りすることにもなるという。

米サンと富士通共同開発の「SPARC64 VII」搭載エントリー向けサーバ

 米サン・マイクロシステムズと富士通は、最大4コアの「SPARC64 VII」プロセッサ1基とSolaris 10を搭載したエントリー向けサーバ「SPARC Enterprise M3000」を2008年10月27日販売開始した。価格を抑えながら、メインフレームレベルのRAS(Reliability、Availability、Serviceability)機能を備えるという。価格は210万円(税別)。

レノボ、中小規模規模企業向けサーバ「ThinkServer」シリーズ発売 サーバ市場参入

 レノボ・ジャパン(本社:東京都港区)は2008年10月29日、中小規模企業向けIAサーバ「ThinkServer」シリーズの販売を開始した。専任ITスタッフを置かないオフィス向けに、独自の管理ソフトウェアと新サーバ環境に慣れるための90日間トライアルサービスが付属する。同社の国内サーバ市場への参入となる。

Inquisitorでハードウェアをテストする

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 新しいコンピューターが何故か遅く感じたり、オーバークロックしたプロセッサーが粉々に吹き飛ぶかもしれないと不安に思ったりしたことはないだろうか。そんなときは、テスト用プラットフォーム Inquisitor でハードウェアをテストあるいは診断してみよう。Inquisitorはオープンソースの主だったベンチマーク・ツールを動かすためのラッパー・スクリプトで、一般利用者にも簡単に使うことができる。また、何千台ものコンピューターを同時にストレス・テストできるので、コンピューターのメーカーや販売店が行う出荷前テストにも使うことができる。

NPX-9000 UMPC、安価だが力不足

 安価なノートパソコン、つまりミニノート、あるいは超軽量ノートが人気を集めている。現在の安さの極みは7月にCarapelliが65ポンド(およそ1万1000円)という価格で華々しく発表したNPX-9000だろう。同社のWebサイトにはまだ掲載されていないが、このほど製造工場から最初のロットを入手し、仕様や性能を確認した。それは「値段に見合った製品」を超えるものではなかった。

デルが初のミニノート「Inspiron Mini 9」発売、Ubuntu搭載モデルも用意

 デル(本社:川崎市)は2008年9月5日、同社として初のミニノートPC「Inspiron Mini 9」を発売した。インテルのAtomプロセッサを採用し、OSは、Windows XPのほかに、Dellカスタマイズ版のUbuntu 8.04モデルを用意した。国内でLinuxを採用したAtom搭載ミニノートは初めて。Ubuntu搭載モデルは9月下旬出荷の予定。

FSF、米パソコン業者と協力してフリーなマシンを開発

 GNU/Linuxがきちんと動作するハードウェアを見つけるのは簡単ではない。ましてや、完全にフリーなシステム、つまりプロプライエタリなドライバやファームウェアを一切使わずに動作するマシンを探すとなると、作業は困難を極める。印刷はOpenPrinting、スキャナはSANEのデータベースというように、個別の機能については情報が得られるが、フリーシステム全体の情報を得られる場所はほとんどないに等しい。この間隙を埋めるべく、フリーソフトウェア財団(FSF)では、GNU/Linuxをサポートするハードウェアのリストの作成を独自に進めている。そして、次の1歩として、米でパソコン販売を手がけるLos Alamos Computers(LAC)と協力して、GNU/Linuxをプレインストールしたフリーなコンピュータを世に送り出す試みを始めた。