デル、バックエンドに設置できる初のラック型ワークステーション
デルは、同社として初のラック型ワークステーション「Dell Precision R5400」を2008年7月22日発売した。本体をデータセンターやサーバルームなどのバックエンドに設置することで、セキュリティ向上やシステム管理者の負担軽減を図れる。最小構成価格は26万8695円。
2007年発売のデスクトップ型「Dell Precision T5400」と同じ仕様の2Uラックサイズのワークステーション。ブレード型とは異なり、きょう体サイズに余裕があるため、CAD用途に対応した高性能グラフィックスカードの搭載が可能。デスクトップ型と同等の性能をバックエンドに設置できる。
CPUにはクアッドコアXeon 5400/5200番台を搭載。メインメモリは最大32GBまで増設可能。また、最大2TBの大容量ストレージを内蔵可能で、RAID 0/1に対応する。OSはWindows XP(ダウングレード版)/Vista、Red Hat Enterprise Linuxを選択できる。
また、オプションにR5400用リモート・アクセス端末「Dell FX100」を用意した。キーボードとマウス、ディスプレイ、USB機器などを接続して、IPネットワーク経由でR5400をリモート操作できる。価格は6万5310円。【鴨沢 浅葱/Infostand】