全米大学対抗のサイバーディフェンス競技でベーカー大が優勝

 この週末、テキサス州のサンアントニオで第3回National Collegiate Cyber Defense Competition(全米大学サイバーディフェンス競技会)の決勝戦が行われ、ミシガン州フリントのベーカー大学(Baker College)が昨年の覇者テキサスA&M大学(Texas A&M University)とほかの4つの地区優勝校を下して優勝した。テキサスA&M大学は僅差で2位となり、ルイビル大学(University of Louisville)が3位につけた。決勝戦に参加した残りの3校は、ボルティモア郡コミュニティカレッジ(Community College of Baltimore County)、ロサンゼルス郡マウントサンアントニオカレッジ(Mount San Antonio College of Los Angeles County)、ロチェスター工科大学(Rochester Institute of Technology)だった。

小規模だが有意義なコンファレンスの範を示したOpen Web Vancouver

 昨年開催されたVancouver PHP Conferenceの成功を受けてVancouver PHP Users Associationの主催により本年4月14日から15日にかけて開催された今回のコンファレンスでは、Web世界におけるフリー/オープンソースソフトウェアのトレンドに興味を持つ350名以上の参加者が会場であるVancouver Trade and Convention Centerに参集することとなった。今回の講演は、Creative Commons、Facebook、Google、Mozilla Foundation、Sun Microsystemsといった大手だけでなくBar Campをきっかけに自主的に組織された団体からの演者も迎えており、比較的小規模なローカルコンファレンスが有益な情報を提供する場として活動する上での1つの範を示したと評していいだろう。

Linux Foundation Collaboration Summitの価値

 現在、テキサス州オースチンでLinux Foundation Collaboration Summitが開催されている。招かれた出席者が約300人という小さなイベントだが、小さいからこそ面白いこともある。いま真ん前にすわっている誰か、自分と話をしている誰かこそ、Linuxカーネルやビジネスやオープンソースの世界でよく名前を聞く人物――たとえば、Ted Ts’o、Jon “maddog” Hall、Bruce Perens、Dan Frye、Larry Augustin――かもしれない。イベント会場になったテキサス大学のJ.J. Pickle研究センターは、1999年にIBM社が最初の「秘密」Linuxサミットを開催した場所としても知られている。IBMは、ここで同社のLinux戦略を社内的に発表し、細部を詰める作業を行った。

Ubuntuだけが生き残ったPwn to Ownコンテスト

 今年も、自称クラッカーたちがCanSecWestカンファレンスで3台のノートPC(それぞれOS X、Ubuntu、Vistaが稼働)を標的として技を競い合った。先週、カナダのバンクーバーで3日間にわたって開かれたこのセキュリティ・カンファレンスは、Mac OS X LeopardとVistaの両マシンのセキュリティが破られるのを尻目に、Ubuntuマシンだけがクラッキングされずに残るという形で幕切れを迎えた。

SCALE 6xコンファレンスの参加レポート

 先週金曜日(02/08)、Southern California Linux Expo(SCALE)の第6回年会の開幕イベントとして、専門的な4つのコンファレンストラックが開催された。一般講演および展示ブースは翌土曜日からの開催予定であったが、肌寒いこの時期のカリフォルニアの気象にもひるむことなくその前日から現地に到着していた意気盛んな参加者達は、通常のデスクトップLinuxフェアでは滅多に扱われないオープンソースの実態をその目で確認するという恩恵にあずかることができたのである。

ハッカーのためのコンベンションToorConがサンディエゴで開催

 ハッカーのためのコンベンションとして知られるToorCon 9の参加登録と受付は、今回の会場であるSan Diego Convention Centerにて金曜夜から始まった。基調講演およびその他の一般講演は、土曜日から日曜日にかけて実行されている。私がToorConに参加したのは本大会が初めてであるが、ハッカーのコミュニティで同コンベンションが非常に高く評価されている理由を実感することができた。それは実にいい雰囲気で運営されていたのである。

ニューデリーのFOSSコンファレンスの報告(動画あり)

 インドの首都ニューデリーでは毎年LinuxファンがFOSS(フリー/オープンソースソフトウェア)についての情報を広く伝えるためにコンファレンスを開催する。今年のコンファレンスは「Freed.in」という名前で開催され、講演数も出席者数も過去最高を記録した。このイベントはFOSSコミュニティが実際に会って交流したり、問題を議論したり、解決法をブレーンストーミングしたりする素晴らしい機会だった。しかし、2日間のスケジュールに数多くの講演がぎっしりと詰め込まれていたので、参加者は閉口してしまった。

VMworldが開幕。グリーンCEO「仮想化がデータセンターを変革する」――効率性が向上したESX Serverの新版を発表し、“仮想化市場リーダー”をアピール

 米国VMwareが毎年開催しているユーザー・コンファレンス「VMworld 2007」がサンフランシスコで9月11日に開幕した。IT業界における最注目トピックの1つである仮想化技術にフォーカスしたイベントとして、会期中(9月11日~9月13日)は、仮想化関連ベンダー各社からさまざまなセッションおよび展示が行われる。