ビデオクリップ:ToorCon創始者のDavid“h1kari”Hulton氏へのインタビュー
今月私はToorConに初めて参加したが、その際に同イベントの委員長であり創始者でもあるDavid“h1kari”Hulton氏と話をする機会を得て、ToorConの歴史と目的についてわずかながらも学ぶことができた。
私にとっての一番の驚きは、てっきりhickoryのハッカー風表記だと思っていた同氏のニックネーム“h1kari”が“聖なる光”を意味する日本語に由来していたという事実であった。その他に私が知ることができたのは、同氏とその友人がSan Diego 2600グループを立ち上げたのが若干14歳の時であり、その翌年にToorConが始まったという歴史である。
Hulton氏の語りは柔らかで、時にユーモアや真剣さを交えながら、歯切れの良い口調で同イベントの趣旨について説明してくれた。また今回の基調講演を担当したBeetle氏の言葉を借りると、ToorConに参加すればハッカーのためのコンファレンスを組織することが実に簡単に感じられる、ということになる。実際私もその事を裏付ける理由をいくつか感じられているが、それを分からせてくれたのが、コンファレンス初日にあたる土曜日午後の一般講演が始まった直後に行われたHulton氏とのインタビューである。
今日ハッカーのための最良のコンファレンスとして知られるようになったイベントを当時15歳に過ぎなかった少年2人がどのようにして立ち上げたかは、本稿に掲載した画像をクリックすることでFlash形式のビデオとして再生される。またOgg Theoraフォーマットも別途用意してあるのでご利用頂きたい。