FOSSと哲学者

 哲学者であり、ソフトウェア開発者であり、FOSS(フリー/オープンソースソフトウェア)運動に強い関心を持っているような自分自身のことを、これまで私は変わり者だと考えていた。しかし先月シカゴで開催されたNA-CAP(North American Computers and Philosophy)コンファレンスに参加したところ、同様の関心を持っている人々が数多く存在することが分かった。

SHAREでのLinux実践トレーニング

 サンディエゴ発 ― 今週開催されたSHAREでは、メインフレームのプログラマやシステム管理者を対象に、商品の売り込みや新しい情報の得られる講演だけでなく、実環境を用いた演習も行われた。IBMやNovell、その他独立系ソフトウェアベンダのエンジニアによる教育セッションと実地演習に参加してきたので、その内容をご紹介しよう。

SHAREで語られたメインフレーム上でのLinux運用の展望

 サンディエゴ発――IBMのカスタマトレーニング/サポートグループのSHAREは現在、Manchester Grand Hyattホテルにて1週間に及ぶセミナーおよびコンファレンスを開催している。SHAREの歴史は1955年にまで遡ることができるが、今回サンディエゴに参集した人々は、世界中の大手企業や政府を相手にメインフレームシステムの運営に何十年と携わってきた、プログラマ、システム管理者、ITディレクタたちである。

LinuxWorld恒例のGolden Penguin Bowl(アングラ・ビデオ付)

 サンフランシスコ発(ジョークニュース)――Golden Penguin BowlとはLinuxWorld恒例イベントの1つであり、ユーモアを解さない人種からは忌避される内輪受けのお祭りとして知られている。このイベントはGeeksとNerdsという2チームに分かれて、遊び心満載のテクニカル問題や映画やテレビのトリビアに答えるというのが基本形態だが、場合によっては勇壮なロボットバトルに挑戦するということもあったりする。そして一方のチームが勝利者となれば、必然的に他方が敗者となる。その結果に不満を抱いたサポータが暴動を起こすことは原則としてないはずだが、保証の限りではない。

IT Minute:好むと好まざるとに関わらず職場環境をWeb 2.0化すべき時代

 ボストンで先日開催されたEnterprise 2.0 Conferenceの基調講演で語られていたのは、現在普及が進みつつあるwikiやmashupなどのWebベーステクノロジを業務環境に持ち込まざるを得ない時代がやがて到来するはずであり、ITマネージャは今から準備をしておく必要があるということであった。つまり新世代の従業員にとってはこうしたツールを自宅で使うことが当たり前になっているので、勤務時間内であってもこれらのサービスにアクセスできて当然と主張してくるようになる、というのである。

Defcon 15:明らかになった秘密と不満

 先週、Black Hat Briefings翻訳記事)に続いてDefcon 15が開催された。ラスベガスのシーザーズパレス(Caesars Palace)でBlack Hatが閉幕したのが木曜の晩、同じくリビエラ(Riviera)でDefconが開幕したのが金曜の朝だった。どちらの展示会もJeff Moss氏が企画したものだが、Black Hatが明らかにネットワークセキュリティの専門家を対象にしているのに対し、Defconが扱っているのはまさしくコミュニティ、お祭り騒ぎ、ハッキング、ゲームといったものである。

Black Hat USA 2007:閉幕レポート

 Black Hat USA 2007は、かなり速いテンポで進行していたものの、内容的には楽しくかつ有益なものであった。今回特に目に付いたのは、セキュリティがビッグビジネスになるというデモンストレーションである。ホールには、ビジネスチャンスをうかがう新顔と古顔のベンダが入り交じっていた。そうしたこともあって、今年のコンファレンス会場には今までとは何か異なる雰囲気が漂っていたという印象を、私は未だ感じ続けている。

Black Hatが始まった

 Black Hat USA 2007 Briefingsがラスベガスのシーザーズパレスで今朝(8月1日)始まった。冒頭で創設者のJeff Moss氏がこのショーについての短評とちょっとした数値を披露した。Jeff Moss氏によると、公式には50余りの国々から4,000人を超える出席者が集まっているが、Halvar Flake氏の入国が許可されていれば、この数はもっと大きくなっていたはずだとのこと(Halvar Flake氏は入管で米国への入国を拒否され、そのままドイツに帰国した)。

OSCONで学んだこと

 今年もOSCON(O’Reilly Open Source Convention)が開催され、閉幕した。いろいろな意味で、OSCONはオタクのためのサマー・キャンプのようだと思う。世界の様々な地域からたくさんのオタクたちが毎年オレゴン州ポートランドに集まり、学んだり話をしたり人脈を作ったりして、日常の退屈な仕事から解放される。そして夏休みと同様にあっと言う間に過ぎ去ってしまうのだが、参加者は短い期間に多くのことを学ぶ。

企業ITの全領域を最適化する仮想化技術の新たな役割が浮き彫りに――次世代IT基盤を創出するVMwareのビジョンとは

 VMwareは7月13日から、東京・大阪・名古屋の3会場をリレーして仮想化の最新動向と効果的な活用方法を紹介する「VMware Virtualization Roadshow 2007」を開催した。同イベントでは、「ITインフラの最適化」、「災害復旧・ビジネス継続性」、「エンタープライズ・デスクトップ管理」という3つのテーマにフォーカスし、戦略的な仮想インフラの構築や、仮想化導入効果を最大限に引き出す方法などが、同社およびパートナー各社から紹介された。東京で行われた基調講演や事例講演、パネルディスカッションを中心に同イベントで発信されたメッセージを検証してみよう。

Ubuntu Live:キーワードは「コミュニティ」

 オレゴン州ポートランド――記念すべき第1回Ubuntu Liveコンファレンスがポートランドのオレゴン・コンベンション・センターでOSCON(O’Reilly Open Source Convention)と同時開催された。Ubuntu Liveでは、あらゆる人の需要を満たすであろう非常に多くの基調講演、セッション、チュートリアルが、日曜日からの3日間の日程内にぎっしりと詰め込まれていた。

Ubuntu Liveは商業性に重点を移す必要あり

 Ubuntuはまさに話題沸騰中である。UbuntuはLinuxの次の波だ。Ubuntuを率いるMark Shuttleworth氏は、世界的に知られたカリスマ的な人物で、自家用ジェット機で世界中を飛び回り、GNU/Linuxの福音を大衆にもたらしている。さて、そのUbuntuが初めてのUbuntu Liveカンファレンスを開催した。初回としてはまっとうなものだったが、Red Hatが毎年人々を集めているものとは雲泥の差がある。

ソフトウェア企業への転身を目指すCisco――ウェブエックス買収を機に新ビジネス・モデルに注力へ

 米国Cisco Systemsがソフトウェア企業への転身を目指している。カリフォルニア州アナハイムで今週開催された年次コンファレンス「Networkers at Cisco Live 2007」で、同社CEOのジョン・チェンバース氏は、ソフトウェア事業に注力する企業を目指すことを明らかにした。

「Windows Server 2008」発売イベントが来年2月に開催される理由――製品発売よりもマーケティングを主眼としたイベントに

 米国Microsoftは1日のイベントとして過去最大規模となるエンタープライズ製品発表会を来年2月に予定しているが、同イベントは発売よりもマーケティングに重点を置いたものとなる見通しであり、企業ユーザーは導入スケジュールをこの「発売」に合わせて組むのは避けるべきだろう。