SCALE 6xコンファレンスの参加レポート

 先週金曜日(02/08)、Southern California Linux Expo(SCALE)の第6回年会の開幕イベントとして、専門的な4つのコンファレンストラックが開催された。一般講演および展示ブースは翌土曜日からの開催予定であったが、肌寒いこの時期のカリフォルニアの気象にもひるむことなくその前日から現地に到着していた意気盛んな参加者達は、通常のデスクトップLinuxフェアでは滅多に扱われないオープンソースの実態をその目で確認するという恩恵にあずかることができたのである。

 金曜日のセッションは、「Open Source Software In Education」(OSSIE)と「Women In Open Source」(WIOS)、および2つの会場で同時進行された「Demonstrating Open Source Health Care Solutions」(DOSHCS)という構成である。このうちOSSIEトラックで解説されていたのは、教育カリキュラムへのコンピュータプログラミングの組み込み方および、Moodleという学習コース管理システムなどの具体的なオープンソース製品を活用した教育インフラストラクチャの構築法という、小学校から大学までをカバーする各種の教育現場におけるオープンソースの活用法である。

オープンソース世界で活動する女性達

 OSSIEトラックにも多く興味を引かれる点があったが、私の金曜日の日程は主としてWIOSとDOSHCSの両トラックに分割して過ごすことにした。タイトルに“Women”と冠されたWIOSではあるが、その内容は男女ともに開かれたものとなっており、高度に技術的な解説だけでなく哲学面をもカバーした各種のトピックが用意されていたのである。例えば、開発者であるAngela Byron氏がDrupalというPHPベースのコンテンツ管理システムに関するテクニカル面での講演をする一方で、OpenLogicのStormy Peters氏は最近よく耳にするコミュニティマネージャという肩書きについて解説しており、その実際の役割は個々の企業やプロジェクトごとに大幅に異なるものであって、テクニカル面でのタスク、ビジネスおよび管理面での業務、意見の交換や活動全体の擁護といった多岐にわたることを説明していた。

 Peters氏はこの講演のために、オープンソースだけでなくクローズソース関係のオンラインコミュニティも含めたコミュニティマネージャの背景調査を行ったそうだ。そして同氏は、オープンソースプロジェクト全体における女性参加者数は2%程度でしかないものの、コミュニティマネージャのジョブに関してはかなりの割合を占めている点に触れていた。この現象を説明する理由として同氏が提示していたのは、コミュニティマネージャの指導力は(上からの命令形式ではなく)対人的な影響力によって発揮されるものであり、西洋文明においてそうしたものは従来から女性に適した役割とされてきたことおよび、この種のコミュニティは“スキンシップ的”な交流が求められるため、そうした分野でのマネージャ職に適していないと男性自らが感じる傾向にあるのではというものであった。

 「Why Whinging Doesn’t Work」(愚痴を語ることが実りをもたらさない理由)と題された講演にて、オープンソースに携わる女性陣が形成するコミュニティそのものについて語ったのはIntelのDanese Cooper氏である。タイトルにある“Whinging”とは“不満を愚痴る”という意味のイギリス英語のスラングであるが、Cooper氏の説明するところでは、オープンソースのミーティングで女性陣が愚痴り始めると、本来はディスカッションであったものが“泣き言セッション”と化す傾向にあり、それがwhingingという現象の定義だということになる。こうした泣き言セッションは結局のところ非生産的な活動でしかなく、いったん発動すると検討すべき他のトピックを脇に追いやってしまい、結果的にオープンソース活動に女性が参加する意欲を奪ってしまっているとのことだ。

 その一方でCooper氏は、オープンソースで有益な活動をしている女性グループやイベントをいくつか取り上げ、She’s GeekyコンファレンスおよびGoogleのGirl Geek Dinnerシリーズといった生産的でポジティブな成果を残したものを紹介していた。同氏の講演を締めくくったのは、他人を批判していると受け取られないように用いる表現を選ぶことや、問題解決の方向に時間を割くようにするなど、負の連鎖に陥ったグループが状況を打開するためのヒントであった。実際こうした見解は男女の性別を超えてすべてのオープンソースコミュニティで役立つ話だということが、質疑応答の際に聴衆サイドからの意見として出されている。

医療分野でのオープンソース

 DOSHCSトラックは、医療以外の分野ではおおよそ注目が集まらないであろう製品やプロジェクトを扱うオープンソースの開発者およびユーザが参集したという点で、非常に特異な集まりであったとしていいだろう。私が顔を出したのは、医療およびヘルスケア分野でのオープンソースを総括した1つ目の講演であり、その演者はこの分野のコンサルタント兼伝道者(そして自ら認めるところの損な役割の顔役)であるFred Trotter氏であった。今回の講演にあたりTrotter氏は、電子医療記録、臨床研究、病院管理とそのオートメーション化など、ヘルスケア分野に関連するソフトウェアのラインナップを調査したそうである。

 このうち最後のカテゴリにおける代表格は、非常に興味深いことにフリーソフトウェアが占めていたのである(しかもこの数十年にわたりその地位を保ち続けている)。それはVistAというシステムであり、このソフトウェアは病院やクリニック関連で行われる記録管理その他のあらゆるマネージメント作業をカバーしているとのことだ。この開発には1970年代当時の米国復員軍人援護局(VA:Veteran’s Administration)が関わっており、全米各地に所在する同局傘下の病院をむすんだネットワークでの使用が想定されていたのである。税金で賄われたプロジェクトの成果はパブリックドメイン化する規則があるため、VistAコードについてもこれをベースとしたオープンソースおよびプロプライエタリ系の派生ソフトウェアが誕生し、これらが系列外の病院でも使われ出したという経緯になっている。

 Trotter氏の説明によると、VistAもオープンソースという形態を取っているが故のトラブルや論争を引き起こしてきたそうだ。例えば、MedsphereというベンダがVistAベースのソフトウェアを開発しているのだが、その幹部テクニカルスタッフがVistAフレンドリなツールキットをオープンソース系プロジェクトとしてリリースしたところ、同社の経営幹部から訴えられるという出来事が数年前に起こっていたのだ。ヘルスケア関連のオープンソース業界を憤慨させたこの事件は、最終的に示談による和解が行われ、その後Medsphereからはコードの一部がオープンソースとしてリリースされ直している。

 Medsphereが本年度のSCALEに参加した上にコンファレンスセッションの開催までを執り行っているのは、オープンソースコミュニティとの関係改善を図る必要に迫られているためだ。私が何人かの参加者にMedsphereの一件をどう思っているかを質問してみたところ、Medsphereにもチャンスを与えるべきだとする意見がある一方で、この企業はオープンソースコミュニティとの付き合い方を理解していないのではないかという疑問の声も挙げられていた。

 このDOSHCSは2つのコンファレンスルームを使った同時セッション形態で進められた関係上、私も個々の講演の一部だけしか聴くことができなかったが、ヘルスケアおよび病院管理関係のトピックが大半を占める中で、完全に趣の異なる内容をテーマとした講演が紛れ込んでいた。それはUniversity of Washingtonの博士課程学生であるBrian Derenzi氏が、タンザニアの子供たちのヘルスケアに従事する医療関係者の支援目的で開発した成果についての報告である。

 こうした貧困国の例に漏れず、タンザニアの医師や病院の間ではIntegrated Managment of Childhood Illness(IMCI)というUNICEFの作成した診断プロトコルが用いられており、これには子供の病気をヘルスケアワーカがステップバイステップ方式で迅速かつ正確に見分けるための手順が定められている。こうしたIMCIについては、その手順を記した複雑かつ長大なガイドブックが相互参照形式で記述されているため、実際の現場では一部の手順をスキップするのが半ば日常化しているという問題があるそうだ。そのためDerenzi氏のグループは、PDAで扱えるステップバイステップ操作形式のソフトウェアアプリケーションとしてIMCIプロトコルを実装し、診断精度と効率の向上を果たしたというのである。初期段階で試用したのはIMCIのサブセットだけであったが、その有用性が立証されたため今後は完全化に向けた拡張を進めていくとのことだ。

 この日の最後を締めくくったのはDOSHCSプレゼンタ陣によるパネルセッションで、昨年度のコンファレンス終了後の進展およびヘルスケア分野におけるオープンソースソフトウェアの今後の展望が討論された。パネルメンバの意見が一致していたのは、この種のソフトウェアは技術的な成熟を果たしつつあるが、文化的な障壁がその発展を妨げているという点である。つまり病院にしろ医師にしろ、オープンソースが自分達にとってどれだけ役立つかを理解しておらず、アメリカ政府もオープンソースという開発モデルが分かっていないというのである。既に安定したオープンソースの代替品が存在しているのに、初歩的なプロプライエタリ系ソフトウェアコンポーネントに毎年数億ドルもの経費が費やされているのは、そうした事情があるのだ。

 金曜日に開催されたトラックはいずれも示唆に富むプレゼンテーションであったので、参加者にとっては刺激的な体験になったと見ていいだろう。

土曜日

 2日目は午前10時よりの本イベント最初の基調講演で始まり、公式予定では午後11時頃に終了とされていた。4つのコンファレンストラックには多数の聴衆が参集していたため会場は終日混み合っていたが、夕方には同好の士の集い(BOF:birds-of-a-feather)セッションも開催されている。

 昨年度のSCALEについては本サイトも“気さくな”雰囲気のコンファレンスというタイトルでレポートしているが、土曜日のイベントもその伝統を紛うことなく踏襲していた。Tシャツとジーンズ姿が多数派を占めるプレゼンタ陣に対し、聴衆側も講演を中断させるのをひるむことなく、誤りの訂正や質問を積極的に浴びせかけていたのである。

 当日朝の基調講演を担当したのはUbuntu Linuxディストリビューションのコミュニティマネージャを務めるJono Bacon氏である。講演の内容は、Linuxとオープンソースソフトウェアの将来を育成する、コミュニティ、ディストリビューション、企業という担い手の間では、その役割および責任がオーバーラップしているというものであった。最終的な成功を導く責任は、これらのいずれか(営利企業にせよコミュニティにせよ)に単一的に帰せられるものではないというのが、同氏の主張である。

 この講演の中では、これまで“成功”という概念がいったん達成してしまえば永続的にその地位に止まり続けるものであるかのような誤った捉え方がされていたのではないか、という点が指摘されていた。そうではなく成功とは、チャンスを捉えてそれを生かすことを持続的に続けていくプロセスなのである。Bacon氏が講演の最後に触れたのがCanonicalとUbuntuという、Linuxディストリビューションの開発と維持を協同で進めている企業とコミュニティの具体例であり、両者が各自の活動と交流を生産的なものとして共通の目的を達成するために培ってきた協力態勢とプロセスの詳細を説明していた。

 この基調講演後に控えていたのは1時間枠の長編セッションであり、これら4件は個別トラックとして実行された。金曜日のスケジュールはテーマ的に統一された編成となっていたが、それに反して今回のトラックは、ケーススタディ、プロジェクトアップデート、テクニカルハウツーという雑多な構成である。この日私は、ソフトウェア開発者、ハードウェアハッカー、デスクトップユーザ、相互運用性問題の専門家達の間に割り込む形で、これらの講演を拝聴することになった。

ユーザー中心の設計、ビデオコーデック……、そしてロケット

 KDEのCeleste Lyn Paul氏が講演したのはユーザ中心の設計(UCD:User-Centered Design)についてであった。人間とコンピュータの相互作用デザインの専門家であるPaul氏は今回UCDの方法論と実践について、これが主として反復的な開発モデルで進められるオープンソースプロジェクトとどのように適合するか(ないしは適合すべきか)という観点で語っていた。同氏は、好ましいユーザエクスペリエンスをデザイナが見極めるためのリサーチ手法および解析用ツールについて説明し、プロプライエタリ系ソフトウェアベンダとは異なりこうした相互作用デザインの専門家のサポートを得られるとは限らない既存のオープンソースソフトウェアプロジェクトが、どのようにすればUCDの手法を取り入れられるかに論を進めた。

 ビデオエディタとして活動するSeth Kenlon氏の講演「Video codecs and the free world」(ビデオコーデックとフリーワールド)は、開発者ではなく一般のLinuxユーザコミュニティをターゲットとしたものであった。その内容はビデオコーデックという世界の概況であり、ビットレートやフレームレートとは何であるかという基本知識から始まり、プロプライエタリ系コーデックベンダが各自のコーデックをフリー化した後でも実際にはライセンス料を徴収できている仕組みにまで及んでいた(ヒント:例えばオペレーティングシステムの購入費にもその一部が含まれていたり、あるいは広告収入などの形態で、個々のユーザが様々な間接的方法で支払っている)。またKenlon氏が簡単ながらも言及していたのが、Linuxで一般的に使われているビデオプレーヤ群がどのようにしてプロプライエタリ系コーデックをサポートしているかについてである。最後に同氏が呼びかけたのがフリーフォーマットのサポートであり、マルチベンダに対応したフォーマルな規格への支援を要請して講演を終えた。

 「Peace, Love, and Rockets」(愛と平和とロケット)と題された講演はHewlett-PackardにてLinux関係の技術主任を務めるBdale Garbee氏によるものだが、ここで語られたのは同氏の勤務先がオープンソース世界でどのように関わっているかではなく、まったくの個人的趣味であるモデルロケットが発端となって同氏がオープンソース系ハードウェアとソフトウェアに手を染めていった経過説明であった。「お前はメインのホビー活動に引きずられて、その他の趣味までオープンソースプロジェクトに巻き込むことになったんだなと、これまで散々揶揄されてきました」と同氏は、自ら大いに皮肉っていた。そしてGarbee氏はモデルロケットの基礎を一通り説明し、アビオニクスと呼ばれる航空用電子装置がどの程度簡単(かつ安価)に入手できるかについて話を進めたが、それによると単純な高度計は数ドル程度で売られており、もう少し予算をつぎ込めば回収用パラシュートの自動展開機構をロケットに装備できたりするとのことである。

 問題はこうした機器類がすべてプロプライエタリ系製品であり、クローズ化されたオプションでしか提供されていないことである。つまり回路図は入手不可能で、ユーザによるプログラム変更もできず、デバイス類で使われている単純なシリアルプロトコルのドキュメントすら公開されていないのだ。こうしたプロプライエタリ系ベンダへの支払いやそうした製品のリバースエンジニアリングに資金を投入するくらいならとしてGarbee氏が選択したのが独自開発というオプションであり、オープンソースで動作するソフトウェアやハードウェアの設計を自ら手がけだしたのである。実際同氏は、既に小型のプリント基板型デバイスを自力で組み立てている。そしてGarbee氏は徐々にではあるが、こうした開発成果をaltusmetrum.orgにてオンライン公開し始めており、それらの公開ライセンスとしてソフトウェアにはGPLを、ハードウェア設計についてはTuscon Amateur Packet RadioのOpen Hardware Licenseを適用しているとのことだ。

仮想世界と今後の展望とその他

 Second Life(SL)の運営企業であるLinden LabのLiana Holmberg氏は、2007年1月に行われたSLビュワーのソースコードのリリースに始まる、同社とオープンソースとの関わりの歴史を簡単に説明した。その後もSLをめぐる開発者コミュニティは成長を続け、Lindenサイドもコミュニティ側の要望に応えるための活動を継続的に行うようになったとのことだ。その結果、メーリングリストやソースコードリポジトリなどのインフラストラクチャが整備された他、Lindenのオフィシャルアプリケーションに対して外部プログラマがパッチを提供した場合に双方の権利を守るための共同作業に関する行動規範などが定められたそうである。

 既に昨年8月、Lindenはコミュニティからの貢献に対しInnovation Awardsという形で謝意を示しているが、これは開発ペースがあまりに高速に進行したため、目に見える形の誠意を何ら示さないまま1年間も放置しておく訳にはいかないための措置であった。Holmberg氏によると、Lindenのオフィシャルクライアントから派生したSLビュワープロジェクトが現在8から10件進行中だとのことだ。このオフィシャルクライアントについては各種のLinuxディストリビューションに対する移植やパッケージ化が進められており、また同社はメインのSLグリッドで使われている情報、World内オブジェクト、ユーザアイデンティティを他のオンライン仮想世界との間で交換するプロトコルを定めるため、昨年9月にSecond Life Grid Open Architecture Working Groupミーティングを開催している。

 もっともこうしたソースコードのフローは、完全に一方通行化されている訳ではない。Holmberg氏によると、Lindenからはeventletおよびmulibなどの内部開発されたPythonユーティリティがリリースされており、OpenJPGおよびOpenALといったアップストリーム側プロジェクトへの貢献も行っているとのことだ。これら2つのライブラリはSLビュワー本体でも使われており、また同時にビュワー開発コミュニティにおいてもプロプライエタリ系コンポーネントをオープンソースの同等品に置き換えるために大いに利用されているものである。

 Holmberg氏は、こうした活動に興味のある者に対して開発活動への参加や、SLを使い込んで新機能の実装に貢献することも呼びかけていたが、長期的な観点における最優先課題は、商用、フリー、パブリック形態ないしは特定企業の運営する他の仮想世界とSLとを接続するオープンな規格やプロトコルを構築することであると語っていた。Lindenとしては、SLのようなインタラクティブ型3D空間こそがオンライン世界の将来を握っていると認識しており、その構築を誰もがアクセスできるオープンな形態で進めることに貢献したいとのことである。

 夕方の時間帯は参加者主催の各種BOFセッションであらかた占められていたが、話題の中心となっていたのは主としてオープンソース系のプロジェクトやアプリケーションに関してである。例えば私が顔を出したInkscapeのBOFでは、その開発者であるTed GouldおよびJosh Andlerの両氏が、数週間以内にリリース予定のInkscape 0.46に装備される新規の機能セットをデモンストレーションしていた。そうした新機能の中には、マウスないしタブレットのカーソル操作による描画オブジェクトの変形操作を簡単に実行可能とするライブ動作型のパスエフェクトおよび調整ツールが含まれていた。前バージョンのInkscapeではSVG仕様に準拠した最初のフィルタであるBlurが装備されていたが、メジャーなアップグレードとしてはこうしたSVG Filter関連の強化も予定されており、新たなバージョン0.46ではSVG Filter仕様の大部分が実装され、また複雑なフィルタ操作をユーザ登録して複数オブジェクトへの繰り返し実行を可能とするフィルタパイプラインエディタが利用可能となるはずである。

 Gould氏とAndler氏は聴衆側から出された質問に答え、プロジェクトの今後についても語り、詳細なロードマップは提示されなかったもののバージョン0.46後のInkscapeについては初夏頃までに次回のポイントリリースが行われるかもしれないとしていた。InkscapeはGoogle主催のSummer of Code(SoC)にて多くの学生が取り上げているプロジェクトでもあり、このスケジュールどおりに進めば、今年度の2008 SoCにおける参加者はアップデート後の安定版リリースを使って作業できるようになるかもしれない。

Linux.com 原文