組み込み向けLinuxディストリビューション「Oryx Linux」の開発チームは7月5日、最新版「Oryx Linux 0.2.0」を公開した。
Qt、組込向けのWebブラウザ「Qt WebBrowser」をオープンソースで公開
Qt Companyは7月18日、「Qt WebBrowser」(開発コード「Roadtrip」)をオープンソースで公開したことを発表した。同社がチーム内の実験に利用していた、Chromiumベースの組み込みデバイス向けWebブラウザをベースとしている。
組み込みLinux向けツールセット「BusyBox 1.23」リリース
組み込みシステムなどで多く利用されている基本ユーティリティツールセット「BusyBox」の開発チームは12月23日、最新版「BusyBox 1.23.0」をリリースした。細かな機能修正や強化が加わっている。
Linux Foundation、車載システム向けLinux「Automotive Grade Linux」を初公開
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは6月30日、傘下のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)が車載システム向けLinuxソフトウェアスタックを公開したことを発表した。自動車メーカーなどはこれを利用して、共通の基盤をベースにカスタマイズしたユーザー体験を構築できるという。
組み込み端末向け「Boot to Qt」、「Qt Enterprise Embedded」としてリリースへ
フィンランドDigiaは10月24日、「Qt Enterprise Embedded(Qt EE)」を発表した。これまで「Boot to Qt」として開発が進んでいた組み込み向けソフトウェア開発ツールで、Qtの商用サービスユーザーは無料でアクセスできる。30日間無料トライアルも用意される。
クエリプランナーを一新した「SQLite 3.8.0」リリース
SQLiteの開発チームは8月26日、最新安定版「SQLite 3.8.0」を公開した。次世代クエリプランナーの採用、部分インデックスのサポートなどが加わっている。
「MeeGo 1.2」がリリース、タブレット向け環境がプレビュー版として追加される
組み込み向けLinux環境「MeeGo」の開発チームは5月19日、最新版「MeeGo 1.2」をリリースした。ネットブック向けおよび車載情報エンタテインメント(IVI)向けのUX(ユーザーエクスペリエンス)に加え、タブレット用UXもプレビューとして含む。
組み込みLinuxのOpenEmbeddedとYocto Projectが連携、分断化防ぎ組み込みLinuxを推進
非営利団体Linux Foundationは3月2日(米国時間)、傘下の作業グループ「Yocto Project」の新方針を発表、組み込みLinux向けビルドフレームワークのOpenEmbeddedと連携・協力していくとした。ガバナンスと中核技術を共有することで、組み込みLinux分野の分断化を防ぐ狙いだ。
米Marvell、メディアプレイヤー技術を持つ米Kinomaを買収、プラットフォームをオープンソースに
半導体メーカー米Marvell Technology Groupは2月14日(スペイン時間)、米Kinomaを買収するとともに、同社のマルチメディア技術「Kinoma」をオープンソースとして公開する計画を発表した。Kinomaは米AppleでQuickTimeの開発に携わっていたPeter Hoddieらが設立した企業。
家電用Linux業界団体のCE Linux Forumが2011年のプロジェクト募集を開始
組み込みLinux業界団体のConsumer Electronics Linux Forum(CELF)が2011年のプロジェクト募集を開始した。組み込みLinux強化につながると思われるオープンソースプロジェクトは、2011年1月31日まで同団体のWebサイトから応募できる。
米AMD、ライバルのIntelが率いる「MeeGo」プロジェクトに参加
米Advanced Micro Devices(AMD)は11月15日(アイルランド時間)、Linux Foundationがホスティングする組み込み向けLinuxプロジェクト「MeeGo」に参加することを発表した。開発知識を提供し、次世代のモバイル/組み込みデバイス向けの技術土台に貢献するという。
家電向けLinuxコミュニティのCE Linux Forum、Linux Foundationにマージへ
消費者家電向けLinuxコミュニティのConsumer Electronics(CE) Linux ForumとLinux Foundationは10月27日(米国時間)、CE Linux Forumがをinux Foundationにマージすることを発表した。組み込み分野でLinuxの採用が急速に進んでいることを受け、合体により受け入れ促進活動を効率化する。
MeeGo Seminar Winter 2010、12月9日に開催
The Linux Foundationは10月21日、Linuxベースのモバイル機器向けOS「MeeGo」に関するセミナー「MeeGo Seminar Winter 2010」を12月9日(木)に開催すると発表した。The Linux Foundationエグゼクティブ・ディレクターのJim Zemlin氏がMeeGoコミュニティの状況を紹介するほか、MeeGo開発に携わるデベロッパーによる講演などが予定されている。
ARM、IBMら半導体企業がモバイルLinux開発を推進する「Linaro」を立ち上げ、Intel対抗へ
英ARMや米IBM、韓国Samsungなど6社が6月2日(台湾時間)、非営利組織「Linaro」設立を発表した。ARMチップ上で動作するLinux環境の開発支援が目的。
KLab、独自実装したKindle用開発キットやエミュレータを発表。実際に動作するデモアプリも公開
KLabは4月7日、米Amazonの電子ブックリーダ「Kindle」用アプリケーションの開発キットやエミュレータを独自に開発し、それらを利用してKindle用アプリケーションを作成したと発表した。Kindle用アプリケーション開発キットはまだ一般公開されておらず、同社によると「世界初の試み」になるという。
MeeGoがいよいよ始動、開発者向けリリース公開——「N900」とAtom搭載ネットブックに対応
Linux FoundationのMeeGoプロジェクトは3月31日、初のシステムイメージを公開した。ARMベースの「Nokia N900」、「Intel Atom」ベースのネットブックと「Atom Moorestown」ベースのモバイル端末に対応、プロジェクトのWebサイトよりイメージをダウンロードできる。
リモートデバッガ/プロファイラを利用したデバッグ&性能解析
ネットブックやMIDといったリソースの少ないマシンで動作するアプリケーションをデバッグする場合、実行環境とは異なるマシンでアプリケーションの動作状況をモニタリングするリモートデバッグが有用だ。本記事ではGDBや「インテル アプリケーション・デバッガー」でリモートデバッグを行う基本的な手順を紹介するとともに、「インテル VTune パフォーマンス・アナライザー」を用いたパフォーマンス解析についても紹介する。
Moblinアプリケーションのクロスコンパイルとインテル コンパイラーによるパフォーマンス改善
Moblinアプリケーションはクロスコンパイル環境での開発が推奨されており、通常のLinux向けアプリケーションとは若干開発手順が異なる。本記事ではIDEを使った基本的な開発手順や、インテル コンパイラーを利用してMoblinアプリケーションをコンパイルするための設定方法を解説する。また、インテル コンパイラーとGCCの性能比較結果についても紹介する。
The Linux Foundation、モバイル向けLinuxベースOS「MeeGo」のセミナーを4月21日開催
The Linux Foundation(LF)は、モバイル機器に最適化したLinuxベースOS「MeeGo(ミーゴ)」の普及を目指すセミナー「MeeGo Seminar Spring 2010」を2010年4月21日開催する。MeeGoは、インテルの「Moblin」とノキアの「Maemo」を統合したモバイル向けプラットフォームで、LFが「MeeGoプロジェクト」として運営する。
Androidを組み込み向けに拡張したOS「Embedded Master」一般公開
Open Embedded Software Foundation(OESF)は2010年3月10日、Androidを拡張した組み込みシステム向けOS「Embedded Master」を一般公開した。Androidのフレームワークを継承し、APIの互換性を保ちながら組み込みシステムに必要な各種の機能を搭載した。ソースコードは、プロジェクト共有・公開サイト「GitHub」からダウンロードできる。