大手メディア企業らがUGCサイト向けの著作権ガイドラインを策定――著作権物のフィルタリングをサイトに要請

 大手メディア企業とWeb企業のグループは10月18日、UGC(User-generated Content:ユーザー生成コンテンツ)提供サイト向けの著作権ガイドラインを発表した。その中で同グループは、UGCサイトは最新のフィルタリング技術を駆使して著作権物の不正な投稿の防止に取り組む義務があるとの見解を打ち出している。

NovellにOpenOfficeをフォークさせる意図なし

 最近のメディアの報道を目にしている一般の読者は、有名なフリーのオフィススイートOpenOffice.orgが分断されつつあることを安易に信じるかもしれない。NovellがOpenOffice.orgのフォークを正式に支持しているとの記事が先週Slashdotに掲載され、Ars TechnicaはNovellの動きがOpenOfficeのフォークにつながれば、それは「深刻な分断」であって「OpenOffice.orgコミュニティにとっては好ましくないこと」と記した。しかし、状況を詳しく調べてみると、そうした動きは分断というほど大げさなものではなく、関係組織が長らく抱いてきた不満が表出したことで、長い間にわたって確立された体制をメディア側に知らしめただけであることがわかった。

GNU LGPLv3 日本語訳

去る6月末、GNU GPLv3と共に正式リリースされた、GNU Lesser General Public Licenseバージョン3 (LGPLv3)の日本語全訳を公開する。読みやすさ、理解のしやすさを旨に訳出した。訳に関する意見や誤訳の指摘は、本記事へのコメントとして寄せて頂けるとありがたい。

著作権侵害:海賊版ソフト配布組織のリーダーに禁固4年3月判決

 国際海賊版ソフト配布組織のリーダーとして著作権侵害に問われていたオーストラリア在住のヒュー・レイモンド・グリフィス被告(44)に対し、米バージニア州東部地区連邦地裁は6月22日(米国時間)、4年3カ月の禁固刑を言い渡した。米司法省とバージニア州東部地区検事総長が同日発表した。

ビデオクリップ:MicrosoftはNovelとの協定から特許に関する条項を撤回すべき――Eben Moglen氏への独占インタビュー(2)

 5月上旬にサンディエゴで開かれたRed Hat SummitでEben Moglen教授にインタビューを行った際の映像の抜粋を1週間にわたってお届けするシリーズの今回は、MicrosoftがNovellとの提携の一環として特許攻勢を続けることがなぜ大きな災いになり得るかを彼が説明している部分をご覧いただこう。

ビデオクリップ:GPLv3はMS/Novell連合への対抗を主目的にしてはいない――Eben Moglen氏への独占インタビュー(1)

 私は先日サンディエゴで開催されたRed Hat Summitに参加した際に、Eben Moglen教授への独占インタビューを行う機会を得ることができた。インタビューの話題は様々な分野に及んだが、今週はその様子を収めたビデオの中から厳選した6つのテーマを、1日1個のペースで公開していく予定である。その第一弾はGPLv3に関するもので、同ライセンスはMSとNovellの提携への対抗を主目的として作られた訳ではないという説明である。