最近のメディアの報道を目にしている一般の読者は、有名なフリーのオフィススイートOpenOffice.orgが分断されつつあることを安易に信じるかもしれない。Novellが
OpenOffice.orgのフォークを正式に支持しているとの記事が先週
Slashdotに掲載され、
Ars TechnicaはNovellの動きがOpenOfficeのフォークにつながれば、それは「深刻な分断」であって「OpenOffice.orgコミュニティにとっては好ましくないこと」と記した。しかし、状況を詳しく調べてみると、そうした動きは分断というほど大げさなものではなく、関係組織が長らく抱いてきた不満が表出したことで、長い間にわたって確立された体制をメディア側に知らしめただけであることがわかった。