著作権侵害:海賊版ソフト配布組織のリーダーに禁固4年3月判決
国際海賊版ソフト配布組織のリーダーとして著作権侵害に問われていたオーストラリア在住のヒュー・レイモンド・グリフィス被告(44)に対し、米バージニア州東部地区連邦地裁は6月22日(米国時間)、4年3カ月の禁固刑を言い渡した。米司法省とバージニア州東部地区検事総長が同日発表した。
グリフィス被告は、英国生まれのオーストラリア在住で、90年代に国際的に活動した海賊版ソフト配布組織「ドリンクオアダイ」のリーダーとされている。同組織は、違法コピーしたソフト、映画、音楽、ゲームなど総額5000万ドル相当を配布したという。
米当局は、米国内、オーストラリア、英国、北欧3カ国、オーストラリアで70カ所以上を捜索して01年末、同組織を解体に追い込んだ。グリフィス被告は米国で03年に起訴されたが、同国への身柄引き渡しを拒んで、オーストラリアの法廷で3年間争った後、今年2月に米国に移送された。【高森 郁哉/Infostand】
米司法省の発表
http://www.usdoj.gov/opa/pr/2007/June/07_crm_444.html