Google App Engine、「Python 2.7」の完全サポートへ
米Googleは2月27日、Google App Engine向けPython 2.7ランタイムの一般提供を開始した。これまでPython 2.7は実験的サポートという段階だったが、今後は正式にサポートされる。
Googleは2011年10月に公開した「App Engine 1.5.5 SDK」でPython 2.7の実験的サポートを開始、バグの修正や最適化が進められていた。Python 2.7は2010年7月にリリースされた2系の最新ブランチとなる。
これにより、マルチスレッド、並列リクエスト、Pythonバイトコードのアップロード、ネイティブJSONなどの機能が利用できるようになり、さらに高性能で効率のよいアプリケーションを構築できるという。また、新たにPIL、NumPy、lxmlの3種類のライブラリも追加された。この3種類に対して開発者から2000以上のリクエストが寄せられていたという。
Djangoはバージョン1.2のみのサポートに変更されている。また、Python 2.5ではCGIのみだったWebサーバーとのインターフェイスについては、WSGIが推奨インターフェイスとなっている。
米Google
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