NovellとAttachmate、Novellの売却に対し「openSUSEプロジェクトに変更はない」「UNIXの著作権を今後も所有する」とコメント

 米Novellの売却が発表され、同社の抱えるオープンソースプロジェクト「openSUSE」の今後が注目されるが、同社を買収する米Attachmateが声明文を発表している。それによると、今後もopenSUSEプロジェクトに変更はないようだ。

 Attachmateが11月22日付けで発表した声明文で、CEOのJeff Hawn氏は「openSUSEプロジェクトは、SUSE事業にとって重要な部分だ」と記している。「Attachmateは取引完了後、SUSEを独立した事業として運営する計画だ。取引が成立し完了した後、SUSE事業とopenSUSEプロジェクトの関係に変更はないと予想している」。

 Novellはこの取引と平行して、882件の自社特許を米Microsoftが率いるコンソーシアムCPTN Holdingsに売却することを発表している。Novellは11月24日、最高マーケティング責任者John Dragoon氏のコメントとして、今後もUNIXの著作権を所有することを明らかにしている。UNIXの著作権は米SCO Groupとの訴訟で争点となっていたもので、2010年3月にNovellに所有権があるとする判決が出ている。

米Novell
http://www.novell.com/

米Attachmate
http://www.attachmate.com/

openSUSE
http://www.opensuse.org/