Gitを統合した「KDevelop 4.1」がリリース

 KDEベースの統合開発環境「KDevelop」の開発チームは10月26日、最新版「KDevelop 4.1」を公開した。約6カ月ぶりの安定版リリースとなり、Gitのネイティブサポートなどの新機能が加わっている。

 KDevelopはプラグインアーキテクチャを持つ統合開発環境。Windows、Mac OS X、Linux、Solaris、FreeBSDなどをサポートし、C/C++などの言語による開発が可能。

 KDevelop 4.1ではGitをサポート、すでに対応しているSVNとCVSに加えてGitによるバージョン管理に対応した。プロジェクト管理でのファイルの移動、追加、削除などの基本的な操作がサポートされるほか、変更比較やレビューなどもサポートするという。

 このほか、外部コンソール経由のスクリプト向けのプラグイン、リモートにあるプロジェクトのインポートと起動も加わっている。Hex Editorでは、バイナリエディタ「Okteta」プラグインが加わり、すべてのファイルをバイナリデータとして閲覧や編集ができるようになった。PHPプラグインでは、PHP 5.3の機能への対応を進めた。

 最新版はKDevelopのプロジェクトページより入手できる。

KDevelop
http://www.kdevelop.org/