Ajaxを利用したオープンソースチケットシステム「OTRS 3.0.1」リリース

 オープンソースのチケットシステムを開発するOTRS.orgは11月15日、「OTRS 3.0.1」をリリースした。予定より2週間早い公開となったが、7回のベータリリースを経ての正式版公開となる。

 OTRSはヘルプデスク、サポートセンター、ITサービス管理とさまざまなビジネスプロセスを管理するソフトウェア。GNU Affero General Public License(AGPL)の下で公開されている。

 最新版ではGUIを一新し、Ajax、xHTML、最適化したCSSなどを利用した動的なものとなった。チケットと項目の両方のレベルで新機能の「Ticket and Article Indicator」を実装、最新のチケットや未読の項目をチェックしやすくなり、レスポンス時間を短縮できるという。Ajaxベースに再デザインした「Ticket Zoom View」では、複雑にリンクされた情報構造をリアルタイムで表示し、作業を効率化できるという。

 バージョン2.4で加わった「Global Ticket Overviews」では、インタラクティブ性を強化し、特定のニーズに応じてレイアウトを変更できる。このほか、アーカイブ、全文検索なども強化されている。

 OTRS 3.0.1OTRS.orgよりダウンロードできる。Linux、Solaris、AIX、FreeBSD、OpenBSD、Mac OS 10.x、Windowsで動作確認済み。商用サービスを提供するOTRS Groupが、SaaS版を30日間無料で提供している。

OTRS.org
http://otrs.org/

ダウンロード
http://otrs.org/download/