富士通ソフトウェアテクノロジーズ、Androidに対応したDLNA機器開発支援サービス

 富士通ソフトウェアテクノロジーズ(本社:横浜市)は2009年3月17日、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに準拠した情報家電製品の開発を支援するサービス「DLNAワンストップサービス」の提供を開始した。Androidにも対応し、同プラットフォームを適用した製品の開発も可能。

 組み込み機器の開発に必要とされる企画・開発・検証・認定の各工程で同社の技術者が支援。必要なサービスをワンストップで提供する。これまでDLNA対応機器開発には、ハードやソフトの選定に時間がかかり、DLNAロゴ認定に必要なノウハウの習得や検証作業にも多くの工数が必要だった。これを緩和する。

 仕様検討の工程では、顧客要件に基づいて最適な仕様や実績あるハード・ソフトを提案する。推奨構成として、ハードウェアはスタンダードマイクロシステムズ(本社:東京都品川区)の「LAN9131」、ソフトは富士通の組み込みミドルウェア「Inspirium HomeNetwork ライブラリ for AV」を用意した。

 開発工程では、OSやDLNAプロトコルスタックのポーティング、アプリケーション開発などを実施。Android向けDLNAプロトコルスタックの提供や、Androidアプリケーションと接続するインタフェースの設計・開発などもサポートする。

 また、検証・認定の工程では、国内唯一のDLNAロゴ認定機関であるエクスカル(本社:横浜市)と連携して事前検証。DLNAロゴ認定試験を実施することでスムーズなロゴ認定取得を支援する。このほか、技術サポートやプロトコル解析による障害調査の問い合わせに電話や電子メールで対応する。価格は個別見積もり。

DLNAワンストップサービス
http://jp.fujitsu.com/group/fst/services/dlna/

富士通ソフトウェアテクノロジーズ
http://jp.fujitsu.com/group/fst/