米Google:オンライン・オフィススイートにプレゼン機能を追加

 米Googleは17日(米国時間)、ウェブベースのワープロ・表計算アプリケーション「Google Docs & Spreadsheets」に、プレゼンテーション機能を追加すると発表した。今夏から提供する予定で、オフィスソフトの3大機能が無料のオンラインサービスでそろうことになる。

 Google Docs & Spreadsheetsは、ブラウザーだけで利用できるオンライン・オフィスアプリケーションで、まず昨年6月に表計算ソフトを公開。さらに米Writelyを買収して獲得したワープロを10月に統合、現在の形になっている。3機能がそろうことで、「Power Point」を含む「Microsoft Office」に対抗する形ができあがる。

 また、Googleは同時に、Java関連技術の米Tonic Systemsを買収したと発表した。同社のプレゼン作成・文書変換技術を利用して、共有・コラボレーション機能を追加する計画。

 なお、米メディアによると、Googleのエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)はサンフランシスコで開催中のイベント「Web 2.0 Expo」で、「(MS)Officeの機能をすべて備えるわけではなく、Microsoftと競合するとは思わない」と述べたという。【高森 郁哉/Infostand】

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