FirebugによるWebコードのデバッグ

Webサイトの開発は、世紀の変わり目となった7年前の頃ほど単純な作業ではない。新たなツール、テクノロジ、開発方法論の氾濫により、もはやWebページはかつての単純なHTMLコードの列ではなく、各種のスタイルシート、マークアップ言語、スクリプトが複雑に入り混じったものになっている。だが、こうした複雑なブレンドものをデバッグするのは容易ではない。そこで登場するのが、WebブラウザFirefox用のオープンソースのアドオンFirebugだ。このアドオンを使えば、CSSおよびJavaScriptの単純なテンプレートから複雑なAjaxアプリケーションに至るまでのすべての編集とデバッグを行うことができる。

「100万羽のペンギン」プロジェクトがもたらすもの

キーボードを叩く猿が100万匹集まることで最終的にシェイクスピアの全集を完成できるとしたら、100万羽のペンギンでも同じようなことができるだろうか。ある大手出版社は、FOSSを用いたオンライン・プロジェクトによって小説の共同執筆ができないかと考えている。しかも、その出版社がPenguinというのが面白い。

システムインテグレータ、CRM機能強化したECサイト構築パッケージ

 システムインテグレータ(梅田弘之代表取締役)は3月1日、ECサイト構築パッケージの新版「SI Web Shopping BtoC版 Ver9(SI Web Shopping)」を発売した。ネット販売を行うための基本機能に加えて、顧客を常連客として囲い込むCRM機能や購買データ、ログなどの分析機能、ダイレクトマーケティング機能を強化したのが特徴。

squidGuardを使ったコンテンツフィルタリング

Webのコンテンツフィルタリングというのは、面倒な処理になる場合がある。企業では非常に問題性の高いWebサイトだけをブロックする必要がある一方で、学校ではもっと徹底的なやり方に従うことが法律で要求されることもある。だが、どんなフィルタリングが必要になるにせよ、squidsquidGuardというオープンソースのソフトウェアとブラックリストさえあれば解決策を講じることができる。

HOWS、Ajax Webアプリがノンプログラミングで開発できるツール

 HOWS(大塚裕章社長)は2月14日、Ajax Webアプリケーション開発ツール「AjaxBuilder」のダウンロード版を、2月19日にインプレスR&Dストアで発売すると発表した。同日から評価版のダウンロード提供も開始した。年間1万本の販売を見込み、税別価格は1ライセンスで1万9800円。5月18日までの3か月間は1万4800円で販売する。

Web 2.0で起業を志す者に捧げる9つの心得

Web 2.0が最近の流行語の1つとなっているが、それが正確に何を意味するのかについては実のところよく分からないというのが実際だろう。漠然としたイメージとしては、ユーザ主導型のコンテンツビジネスに関係するもので、ユーザ間をつなぐネットワークの一種といったところだろうが、果たして何かそれ以上の意味があるのだろうか?

ベリタス・コンサルティング、PukiWikiベースの企業内情報共有システム

 ベリタス・コンサルティング(本社:東京都大田区)は、オープンソースのWikiエンジン「PukiWiki」をベースにした企業内情報共有システム「WikiNote」の販売を2007年1月15日、開始した。サーバ本体、ソフトウェア、導入作業およびレクチャー、サポートを含めたパッケージで提供する。

Adobe Flash Player 9 for Linuxベータバージョンの試用レポート

Flash PlayerのLinux対応版は未だバージョン7のまま据え置かれており、WindowsおよびMac用のものに比べると、期間にして2年以上、バージョン換算でメジャー番号2つ分は遅れており、その間に1件の企業買収劇まで挟んでいるという始末である。ところが先日、ついにAdobeからFlash Player 9 for Linuxのベータリリースが公開された。長いこと待望されていた新バージョンだが、はたして待たされただけの価値はあるのだろうか? 現状でインストールするレベルにまで仕上がっているのだろうか? それとも少し待ってでも安定バージョンの正式リリースを入手すべきだろうか?