米VMwareがSpringSourceを買収へ――PaaSソリューション強化が目的

 仮想化技術大手の米VMware(米EMC傘下)は8月10日(米国時間)、アプリケーションフレームワークなど開発技術を提供する米SpringSourceを買収することで合意したと発表した。買収金額は約3億6200万ドル。これにより、クラウド/仮想化が実現するアプリケーション主導のITに対応するソリューションを提供するという。

米VMware、オープンソースのデスクトップ仮想化クライアントを発表

 仮想化大手の米VMwareは2月3日(米国時間)、デスクトップ仮想化クライアント「VMware View Open Client」を発表した。LGPL v2.1の下でソースコードを公開、パートナー企業は端末を最適化してデスクトップ仮想化ソリューションを提供できる。これにより、同社のユニバーサルクライアント構想「vClient Initiative」を前進させる。

それなりの進歩が見られるVMware Server 2

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 初期のデスクトップ仮想化市場には、比較的習得が容易だったVMware Workstationに対抗できる低価格の代替ソフトウェアがほとんど存在しなかった。フリーのVirtualBoxでさえ、VMware Workstationの優位を脅かすには至らず、むしろVMwareの市場競争力はVMware GSX Serverの投入によって強化される形となった。このGSX Serverの無償提供版にあたるVMware Serverは、エントリレベルのサーバ仮想化製品であるにもかかわらず、多くのユーザがデスクトップで利用している。そのため、最近リリースされたVMware Server 2を紹介するこの記事では、エントリレベルのサーバ仮想化プラットフォームとしてだけではなく、VirtualBoxのようなデスクトップ仮想化ソフトウェアの代替品という観点からもレビューを行った。その結果、VMware Server 2におけるパフォーマンスなどの改良点は、既存のカスタマを喜ばせるには十分だが、ほかの製品からの乗り換えを促すほどではないことがわかった。

日本HP、管理と仮想サーバー負荷を軽減したデータバックアップ・ソリューション

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)は7月8日、シマンテックの「Veritas NetBackup 6.5」と、日本HPがOEM(相手先ブランドによる生産)で販売する「VMware」の仮想環境での検証を行い、その結果を元にした総合的なデータバックアップ・ソリューションの提供を始めるとを発表した。