米VMware、仮想マシン管理ソフトLifecycle Managerの一般提供を開始

 仮想化技術大手の米VMwareは3月31日(米国時間)、仮想マシンのライフサイクルを管理する「VMware Lifecycle Manager」の一般提供を開始した。仮想マシンの自動プロビジョニングなど、仮想マシン環境を包括的に管理できるという。

 Lifecycle Managerは、仮想マシンの要求から承認、実装、運行まで、ライフサイクル全体を管理できるソフトウェア。

 メモリやプロセッサなどのプロパティを利用して事前に仮想マシンメニューを定義、標準ITサービスとしてカタログを作成することで、実装リスクを緩和できるという。

 仮想マシンの要求と承認プロセスを合理化し、管理者はWeb経由で仮想マシンの利用を追跡できる。所有者、承認者、実装などの特定の仮想マシンに関する情報を一元的に把握できるだけでなく、利用グループごとに利用状態や資産管理の指標を適用することも可能。これを財務システムと連携できるという。

 インフラ管理者やIT管理者はこれらの機能を利用することで、ITおよび仮想マシン環境を容易に管理できるという。プロビジョニングなどの作業を自動化することで、マニュアルによるミスを防げるともしている。

 VMwareでは同ソフトウェアのAPIを公開しており、既存の管理ツールとも統合できる。

米VMware
http://www.vmware.com