米VMwareがLinux Foundationに参加、クラウドと仮想化を推進

 仮想化大手の米VMware(米EMC傘下)は8月6日(米国時間)、Linux推進団体Linux Foundationに参加することを発表した。仮想化とクラウドコンピューティングなどの推進に取り組んでいくという。

 VMwareはLinux Foundation参加と同時に、準仮想化インターフェイス「Virtual Machine Interface(VMI)」をオープンな仕様として貢献することも発表している。今後、Linuxカーネルコミュニティなどと共同で、Linuxカーネル向けの準仮想化インターフェイスをソースレベルで開発していくとも述べている。

 VMwareは参加の理由として、顧客の多くが自社仮想化技術上でLinux環境を動かしており、Linux Foundation加盟により顧客のニーズに対応していく、と説明している。今後、クラウドコンピューティングや仮想化環境でLinuxの重要性は高くなると予想されており、Linuxコミュニティと共同で推進していく構えだ。

 VMwareは2007年、「VMware Tool」をオープンソース化し、「Open Virtual Machine Tools」としてコードをリリースしている。

Linux Foundation
http://linux-foundation.org

米VMware
http://www.vmware.com