米Sun、オープンソース仮想化技術「xVM VirtualBox 2.0」をリリース、サポートも提供
xVM VirtualBoxは同一PC上で複数のOSを動かすデスクトップ仮想化技術。独InnoTek買収により取得した技術で、Sunの仮想化・管理製品ポートフォリオの1つとなる。Solaris OS、OpenSolaris、Windows、Mac OS X、Linuxで動作し、x86向けのあらゆるOSをゲストOSとして動かせる。開発者はこれを利用してクロスプラットフォームアプリケーションを開発できるほか、OSマイグレーション用途としても利用できる。
最新版は、「Windows Vista」と「Red Hat Enterprise Linux」の64ビット版をサポートした。Mac OS X向けのインタフェースを一新し、Mac OS XとSolaris OSのネットワーク機能も強化した。このほか、AMDプロセッサでのパフォーマンスも改善したという。
同時に発表した企業向けサービス「Sun xVM VirtualBox Software Enterprise Subscription」は、サブスクリプション形式の技術サポート。24時間365日体制でサポートを受けられるほか、顧客は自社ツールを利用してxVM VirtualBoxを実装できるライセンス「Right-to-Use License」も利用できる。価格は、1ユーザーあたり年間30ドル。
xVM VirtualBox 2.0は同社Webサイトよりダウンロードが可能。Sunによると、xVM VirtualBoxはリリース以来、650万件のダウンロードがあったという。
米Sun Microsystems
http://www.sun.com
「Sun xVM VirtualBox 2.0」ダウンロード
http://www.sun.com/software/products/virtualbox/